トルコ石の日記

DIARY

2007年03月03日(土) 辛い思い出

昨日の夜、少し熱が出た。
喉が白くなっているんだから、熱がでない方がおかしいのだけど。
バファリン飲んだら熱も痛みもなくなった。
少し元気になったし夫の帰りを起きて待つことにした。

夫は、職場の人に私が元業界人だったとは言っているが
現役で長期休暇を取っているとは言ってないそうだ。
けど、昨日、Nさんに『復帰しようかと考えているみたいで』と言ったらしい。

するとNさんが
『もしなんだったら、以前いた店紹介しますよ?
姉妹店もあるから、そっちになるかもしれないけど。』
と言ってくれたらしい。

Nさんには紹介料も入るらしいから、気がねなくと言われたんだけど
そこは、中級店で私のようなおばさんはいない。

いや、私くらいの現役嬢は多い。
若い子が売りの店でない限り、店のナンバーワンクラスは30代40代が多い。
でも、そういう人は多分、メンテナンスをすごいしているんだと思う。
メンテナンス=整形(プチ整形から大整形まで)
だから、20代にしか見えない。

私は、ボトックス一本(3万円)打つお金もない。
36歳だけど36歳にしか見えない。

なにより、Nさんの以前いた店の姉妹店には思い出したくない過去が・・・

10年以上前、私は違う地域のソープ街にいた。
そこで知り合った嬢が今夫や私が働く店がある地域で働いていたことがって
その姉妹店を紹介された。
知り合いが社長に話を付けてくれてあとは形だけの面接をするだけになっていた。

私には、別地域で働いていた頃からのルームメイトがいた。
そのルームメイトと、その地域で働き一緒に暮らすことにしていた。
ルームメイトは違う店に面接に行くことになっていた。

その地域に行った日、社長に食事を誘われた。
(この時点で電話でしかやり取りをしてなかった)
ルームメイトが知らない土地に1人になってしまうのがかわいそうなので
社長に事情を話して、一緒に連れて行った。
ら、社長がルームメイトの方を気に入ってしまった。

でも、仕方ないと思う、ルームメイトの方が若かったし
当時は『20歳になってる?』というくらい若く見えた。
顔も私よりずっと可愛らしかったし・・・

というより、私は拒絶されたのだ。

当時、その姉妹店は4店舗店を持っていた。
1店舗だけが大衆店だって、そこに回された。
面接の時、そこの店長はいかにも『雇いたくない』と言いたげな雰囲気で・・・
怖くなって、そこに行くのはやめた。
社長には、出勤の条件が合わないと言った。
(事実、電話では『自由出勤できますよ』と言いつつ、
顔を見るなり『決められたとおりに出勤してもらわないと困る』と言われたし)

なにより大衆店でその時は働きたくなかった。
(大衆店は客層が悪い印象があったから)
でも、社長には大衆店ばかりを紹介された。
(その時に今働いている店の名前も挙がった)

自分が「やっすい女」だとその時初めてわかった。

別にお高い女だとも思ってなかったけれど、
その地域では、中級店で普通に雇ってもらっていたので普通だと思っていた。
でも、その地域では通用しないことを思い知らされた。
(ようするにブスなんです、私・・・)

知らない街で、ルームメイトは毎日10万も稼いでいるのに
私だけ仕事が決まらなくて・・・
ヤケクソになって、本当に大衆店に行ったけど暇だし、
やる気もないから悪循環して、店も転々として・・・

最後は、客に因縁つけられてサービス料を払ってもらえなかった。
でも、店に相談する気力もなかった。
そのまま辞めた。
2度とソープ業界に戻りたくないと思った・・・。

その当時とは店の名前も社長も変わっているみたいだけど・・・
中級店では、面接しても馬鹿にされて哂われて辛い思いをするだけだと思う。

それに、あの時も、紹介してくれた嬢には心配を迷惑とかけてしまった。
『何かの間違いだよ。○ちゃん可愛いんだから、自信持って!
可愛くなかったら紹介しないんだし!』と言ってくれたけど
完全に顔をつぶしてしまって悪いと思っている。

もうあぁいう思いをするのは嫌だ。
それに、紹介はしがらみを作ることに他ならないから、
私は、1人で頑張りたい。
一応、違うおばさんの多い大衆店に移籍することも考えてるし・・・

それより、明日行けるんだろうか・・・?
今日、夫を送り出した時
『明日は一緒に行こうね!』と笑って言ってくれた。
嬉しかった。
一緒に行きたい・・・。


過去   INDEX   未来



HOME