月に舞う桜

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2009年10月18日(日) 仕事がちょっと楽しくなった。

今月入社した新入社員の座学研修に参加しているため、いまは朝1時間しか電話応対をしていない。
おかげで、精神的にずいぶん楽になった。が、電話応対の勘が鈍ってしまった。お客さんと話しながら先々を読んで見当をつける、という力が低下しつつあるように思う。先日、いつもなら簡単に見当をつけられるようなケースを、危うく間違った方向へ話を持って行きかけて、焦った。
電話応対は、慣れが物を言う。毎日毎日電話に出ていると、応対の流れが体に染みついて来る。でも、間が空くと、その染みついたものが少し抜け出ていってしまう。だから、連休明けはどこか足元が不安定で、ぎこちなくなる。
と言うことは、やはりSV(スーパーバイザー)はすごいのだ。いつもは電話に出ないのに、オペレーターでは手に負えなくなったときには、素早く状況を飲み込んで電話を代わり、質の高い応対をしなければならないのだから。

新人研修が終わったら、どうなるんだろう。恐ろしい。
能力的にも精神的にも、1日7時間の電話応対業務に戻るのは大変そうだ。

でも、新人研修に参加させてもらって良かった。それは、間違いない。
いままでは、座学研修にはタッチせず、そのあとのモニタリング研修や模擬応対研修の時点で参加し、指導に加わっていた。
そのときから、座学研修に何か問題点があるのだろうなということは気付いていたけれど、具体的には分からなかった。
具体的に分からなければ、改善に向けての提言はできない。
いまも、主になって講師をしているわけではない。テストを作ったり日々の記録を取ったりと、補佐的なことをしているだけだ。
それでも、その場にいることで、だいぶいろいろなことが見えてきた。自分なりに、今後はこうして行きたいというビジョンも出来つつある。
電話応対とはまた違った大変さがあるにはあるけれど、いまの方がずっと楽しい。ある程度、自分の考えを取り入れて仕事できるし。
精神的に楽というのは、かなり重要なことだ。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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