月に舞う桜

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2008年11月24日(月) 生きる理由

気がつくと、ため息ついては、何か楽しいことないかなー、なんて鬱々としている。今月に入ってから、ずっと。
生きていれば、何が起こるか分からない。あり得ないと思っていたことだって、生きていれば、起こり得る。可能性が、ある。今年は、そんなことが何度も証明された。
それなのに、今年起きた数々の素晴らしすぎる出来事さえ、だんだん記憶が薄れていってしまいそうで、必死でリアルな感覚を取り戻そうとした。そしていつしか、それすらも億劫になってしまった。

私はときどき、そう遠くはない未来に目的を見出して、「それまでは頑張ろう」と決めて生きている。ライブだったり友達との約束だったり、ときには、好きなテレビ番組や冷凍庫に潜んでいるハーゲンダッツなんていう、ごく小さな事柄だったりもする。
そういう、「生きていける理由」が、見当たらなくなった。

12月の半ばになれば、TOSHI with T-EARTHのライブがある。あと1ヶ月もしないうちに、またTOSHIに会える。
でも、それも何だかピンと来なくて、気持ちが高まらないのはなぜだろう。

おととい、組曲の黒いコートを買った。軽くて暖かいし、流行を取り入れつつも、飽きずに長いこと着られそうなデザインが気に入った。ラビットのファーが大袈裟じゃないところも良い。自分で言うのもなんだけど、結構似合っていると思う。
勝沼のワインもお取り寄せした。銘柄が分からなかったので、多分これだろうというものを。飲んでみても、先日の新人歓迎会で飲ませてもらったワインかどうかはいまいち断言できない。でも、おいしいワインであることに変わりはなかったから、それで良い。

でも、ね。それでも満たされないんだ。
心がうきうきしない。心の針が、少ししか振れない。

生きる理由は、本当はいくらだってあるんだろう。「死ぬ理由がない」ってことだって、その一つだし。
またポジティブな理由が見つかるまでは、そんな打算的で堕落的な、言い訳のような理由で生をつないだっていいじゃないか、と思った。

今日、発売日よりも一足先に、TOSHI with T-EARTHのセカンドアルバムが届いた。
これはこれで良いしTOSHIの声には変わりないけれど、ファーストアルバム同様、やっぱり私は「XのTOSHI」のほうが断然好きなんだなあと再認識させられてしまう。
でも、前作はCDで聴くより実際にライブで体感するほうが何百倍も心に響いたから、きっと今回もそうなんだろうと期待している。

うん。
生きる理由は、ちゃんとあるよ。今はまだ、それがリアルじゃないだけで。


桜井弓月 |TwitterFacebook


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