月に舞う桜

前日目次翌日


2008年04月18日(金) 春の嵐が運んできたもの。しょんぼりと、喜びと。

初めて、暴風雨を理由に仕事を休んでしまった。
家を出るとき、雨は降っていたものの風はそれほど強くなかったので、大丈夫だろうと思ったのだけど、家を出て少ししたら凄まじい風が吹いてきた。
頑張って途中まで行ったけれど、あまりの強風で前が見えず、傘の骨は折れるし道端に落ちている発泡スチロールは飛んでくるしで、危険なのでそれ以上進むのを断念し、引き返した。道行く人がみんな傘を顔の前に突き出して身を守るように歩いているから、ぶつかりそうで怖かったし。

ところが、9時半くらいには雨も風も弱まって、ときどき強風が吹くものの、さっきまでの暴れっぷりが嘘みたいだった。
がっくり。
職場のみんなは、無事に着けたのかな。家が近いのに、休んでしまって申し訳ない。
休みは本来なら嬉しいものだけど、こういう理由で行けなくなると、ちょっとしょんぼり。
オペレーターは電話に出てなんぼ、家でできる仕事なんてないし。

でもまぁ、しょんぼりしていても仕方がない。かと言って、開き直ってごろごろしたり遊んだりしているのは申し訳ないので、福祉住環境コーディネータの勉強をしていた。

そしたら、携帯電話にローソンチケットからメールが来まして。
hide memorial summitのチケットが当たりました!!
いわゆるhideの追悼ライブだけど、私はあんまり追悼だなんて思ってない。「追悼って言うか、hide祭でしょ?」って気持ちで行くつもり。
主役はhideであってXJAPANじゃないのに、Xを目当て行こうとしている私。正直hideのソロはX解散後の曲(Rocket Diveとか、ピンクスパイダーとか)以外それほど知らなくて、あっちに逝っちゃってから、遡って少し聴き直したくらいだった。そんな私が行ってもいいものかと、思わなくもない。
でも、hideがいなくなったことで泣いて泣いて悲しんで、10年経った今でも映像に泣けてくるような人間が集まって、楽しく盛り上がって騒いで弾けて今もちゃんと生きてるよって証明して見せたら、hideはきっと喜ぶんだと思う。

そう言えば、TELL MEは、よくカラオケで歌ったなぁ。
あとは、MISERYに励まされた。「悲しいと言うならば、空の青ささえも、届かないもどかしさに君は泣くんだろう」って歌詞に、あーそうかもしれないなぁ、と思った。空の青さが悲しいこともある。でも、美しいことにも変わりない。美しい世界は、そのまま美しい世界として見よう、って決めたんだ。

summitには知らないバンドもたくさん出るから、ちょっと勉強しておかなくちゃ。せっかくだから、X以外も丸ごと楽しまないと。

こんなに早く再会の機会が訪れるとは、思っていなかった。来月、また奴らに会いに行ってきます。
今度は、東京ドームのときよりももっと純粋に、楽しんでこようと思います。あの時は、強い気持ちゆえに、思い詰めてしまったところがあったので。


桜井弓月 |TwitterFacebook


My追加

© 2005 Sakurai Yuzuki