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あみの秘密日記
水城あみ

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2007年11月22日(木)
眠れない夜をかぞえて




午後の明るい日差しが入る教室で、

未央が不安げな声で言うのです。







未央 「この頃、夜眠れないの。」

あみ 「どーしたの?」


未央 「平岡君の事考えただけで、秘密の花園が熱くてしょうがないの。」

















秘密の花園が熱い?




あみ 「じゃ、花園が熱くて眠れないって事?」

未央 「うん。恥ずかしながら、まさにその通り。」




あみ 「じゃ、冷やせば?」

未央 「こんな所で、どーやって冷やすんだよ。
   
    あみ、馬鹿じゃないの!?」
























私が馬鹿?

冗談も休み休み言いなよ。

私は、未央より頭いいから。

絶対にいいから。(私の方が頭いいって、クラスでもっぱらの噂だよ。)









女の花園が熱いのは、夜でしょ?

って事は、家のベッドの中だから冷やせんじゃん?

私はさ、今すぐ冷やせなんて言ってないじゃん?









未央は、もっと言葉の意味を良く考える力をつけるべきだよ。

他人を馬鹿にするのではなく、

自分の馬鹿を治す努力をするべきなんだよ。








あみ 「まさか、今熱いの?」

未央 「うん、今ちょっと平岡君の殿様を思い出したら急に熱くなっちゃったの。」








ちょっとあなた、馬鹿じゃないの?

馬鹿はやっぱり未央の方じゃんよ。

平岡君の事考えると花園が熱くなるって知ってるのに、

何で事もあろうに、学校で平岡君の事考えるの?

つーか、同じクラスだから、見えんじゃん。

考えなくても、そこにいつもいるじゃん。














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そんなんじゃダメだよ。

コンニャクかチクワがいいんだって。(おばあちゃんの知恵袋だけど)