日がな一日、ひなたぼっこ。...ひなた

 

 

カナダ。現代版浦島太郎?? - 2005年10月20日(木)

日本にいるときにはありえない程に、のんびりしていよいよ帰国。
もっといたいけど、まだまだ学生。
もうちょっと日本で頑張って、日本をたくさん知って、意欲もって海外にいけるようになろう。
単なる外国かぶれじゃ意味がない。







楽しかった。
世界広がったなぁ。
自分のちっぽけさに、日々あがいてる自分に、もっとどーんと構えようぜ〜って言いたくなった。
この気持ちずっと忘れなければ、もっと心の寛い人間になれるのかな。
もちろん意識的なもので変わるもんじゃないんだけど。






で、また格安ツアー恒例の、乗り継ぎたくさんの帰り道。

トロント → ミネアポリス → 成田

の道のり。
トロント → ミネアポリスの飛行機では前後に小さな子供連れた家族連れに挟まれた。
それもギリギリにチェックインしたから、友人とは離れ離れで仕方なしに本でも読むか〜と本を開いたら、前から小さな悪戯な手が伸びてきた。







実は子供ってそんなに好きじゃない。
無遠慮な視線とか、話が通じないとことか。あたしの言い分が無茶か。笑







だから最初は極力関わらないようにしてたんだけど、さすがお子様。
おもちゃを持って身を乗り出して後ろに座ってたあたしの席にやってきた。
拒みきれず一緒に遊ぶことに…。
ご両親も微笑ましげに「良かったわね〜」みたいなご様子。







内心引きまくってたものの、遊び始めると不覚にも可愛く思えてしまった。
何故だろう。覚えたての言葉の可愛いこと、可愛いこと。
約一時間半の飛行時間のほとんどを遊んで過ごし、別れ際も手を振ってくれた。
やっぱりみんな不思議なほどにフレンドリーだ。
友人はというと、その間隣の席になった人の香水の匂いにヤられてたそうで、天国と地獄。笑






トランジットの時間が少なくて、大急ぎで今度は成田行きのゲートまで走った。
さすが成田行き。日本人がたくさん。
ちょっとほっとしてみた。
で、チケットを受け取って、表示される数字の通りに2つあるうちの1つへと流れようとしたら、体格のいいCAのお姉さんに止められた。
何やらチケットをチェックすると、間違いを謝られた。
そんなに気にしなくてもいいのに〜と思って笑ってたら、友人が衝撃の一言。





え〜??
間違えってことだったらどうなるん??
じゃあこの飛行機じゃないってこと??


とにかく一瞬で混乱に陥った。
仕方ない、とにかく行ってみよう!と進むと綺麗なCAのお姉さんが迎えてくれた。
そしてシートまでご案内。
何もかもいつもと勝手が違うので困ってしまった。



だってほんまもんのビジネスクラスだったんだもん。




現況を飲み込むのにしばし時間を要した。
ドカッと座れる広々シートに座ってみたり、コートを脱ぐのを忘れてたのを思い出してもう一度立ってみたり、落ち着かない!
そんなことをしてたら、CAのお姉さんがウェルカムドリンクを聞きに来た。
急に聞かれて何が飲みたいなど浮かばず、思わず頼んだオレンジジュース。
みんなとりあえず困ったらこう頼んでたなあ。笑






それからアメニティ・グッズの入ったポーチとスリッパとヘッドセット…。
もう何もかも与えられて至福の時であるべきだが、あたしは至れり尽くせりに歯がゆさを感じてた。
座った広々シートも全自動でリクライニングやマッサージできるし、テレビを探したら座席から出てきたし、まさにワンダーランド。






食事までに高級ナッツと食前酒が出されるし、この状況に酔ってしまいたい。
よくよく周囲を観察すると、日米間を行き来するビジネスマンがパソコンを開いて、プレゼンの報告書を作成してるし。
スポーツ選手っぽい胸板厚いイケメンが、マネージャー風の人と話してるし。
何かの記念旅行の帰りなのか老夫婦が仲良さ気にワインを飲んでるし。
搭乗前から気になってたモデル並みのナイスバディのお姉さんもここにいるし!!


少なくとも格安ツアーに参加した女子大生2人が仲間入りするような場所ではない!
あたしたちといったら、まるで社会科見学にやってきた小学生みたいな落ち着きのなさ。
我ながら恥ずかしい。
だから大人しく周りの空気に溶け込む努力をしました。







それから、自分はこの飛行機を降りたら、まったく別のわけのわかんない国に連れてこられたりするんじゃないか?!
だからVIP待遇なんじゃ?!
なんてアホなこと考えては友人に話して笑われてた。

「それじゃ現代版浦島太郎じゃん!」笑

その冗談の続きで、もらったアメニティ・グッズが玉手箱なんじゃ!?なんて言って開けずに置いといたら、そのまま忘れてきたし…。
何入ってたんだろう〜。きっと歯ブラシとかだろうけど、惜しいよー。






とにかく成田に着くまでの12時間があっという間だった。
そしてシートにしがみついて離れたくなかった。
だってその5時間後には、あたしは夜行バスで奈良まで帰らなきゃいけないのに。
この半分サイズくらいしかないシートなんて、これを体験したら座れない!!






よくスポーツ選手が海外遠征のときにビジネスクラスを使うという。
それも若手のときはエコノミーだったけど、活躍し始めるとビジネスに変わり、それ以後はエコノミーは乗れなくなる、なんて話してた。
なるほどね。
言うことは良くわかった。その通りだと思う。






ま、あたしはそんな選択肢ないけどね。
でもいいです。エコノミーのほうがあたしらしくて落ち着く。負け惜しみみたいだけど。笑
最後の締めにこんな土産話のついた旅行はこれでおしまい。
これからはちゃんと大学に通って、卒論仕上げないと。
本格的にやばいんだもん。





それから最近同期の男友達に混ざって、遊んだり飲んだり語ったりと、日記のネタになりそうなことがいくらかあったので、また追々書くとします。


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