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2006年08月29日(火) 乗客は僕ひとり










僕は時々。

とんでもない馬鹿になって。

とんでもない失敗をしたりする。

とりかえしのつかないような過ちを犯したりする。

そんな時でも僕は平然として。

アイスキャンディーなんぞをなめていたりする。

そんなだから。

そんな僕を見ている友達は。

そんな僕がとんでもない事態に陥っているってことにすら気づきもしない。        

僕は時々

狂ったように優しくなったりする。

全てを慈悲の目で見つめていたりする。

僕はバス亭の椅子にこしかけながら目の前を通り過ぎてゆく人たちをそんな風に優しく見つめている。

見知らぬ人たちはそのことに気づくこともなく消えてゆく。       


僕は時々。

水洗便所に流されてしまうんじゃないかってくらいに心細くなったりする。

時空に心が染み出して。

淋しくなる。

便所から見える。

あの青い空の向こうに飛んでいる鳥たちは。

僕が悲しんでいることに。

気がついている。

きっと気がついている。

その時。

僕は何者でもなくなってゆく。

いつかそうして消えてゆく。






















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