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2005年12月25日(日) 映画を観た。







『愛のコリーダ2000』
1976年 日本映画
監督 大島渚
出演 藤竜也 松田英子




阿部定事件を題材にした物語なのです。
料亭の女中定は店の主人に心惹かれ、情事を重ねるのです。
その情事が男の妻に知れてしまい、駆け落ちを決行。
快楽におぼれる日々を重ね、二人は…。



元々、『愛のコリーダ』として上映された作品。
日本では、その衝撃的な内容にかなりカットされ、モザイクが掛けられた。
2000年12月に愛のコリーダ2000と言うタイトルで、外国より逆輸入し、
日本で改めて公開。




んで、軽く感想?

定の吉蔵への強すぎるほどの愛情・嫉妬・束縛。
吉蔵も、『お前のしたいことなら何でもしてやる』と言い続け、
そんな定への愛情へ答えてしまう。
そして…。
ラストで見せる吉蔵の疲れきった切ない微笑・・・。
藤竜也さんの愛し方はなんだか切なかったです。
強烈で刹那的なストーリー。
定の吉蔵への愛情くらいに、
人を愛して、愛されてみたいと痛切に思ってしまう人もいるのではないか?
わがままな欲望だけで破滅へと転がり続ける様はどーなんだろう?
とか考えさせられたが、
迂闊にも溢れんばかりの愛欲に溺れる定を
軽く愛しく感じてしまった私がいた。

刺激的で、衝撃的で、エロティックで、ニンフォマニア(度外れて性欲がある女性)。←ナゼ。






ちなみにこれは少し後ずさりする臆病なペニ蔵。




心に残る名作でした。









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