終電車で手帳を拾った。 中を覗いて見た。 でも誰の手帳かわからなかった。 最後のページまでに三人の男の名前。 それぞれの別れが綴られていた。 誰の手帳かは、わからずじまい… この広い夜の片隅のどこかに… 男と別れ泣いてる女… 終電車に揺られている… 終電車で拾った手帳… 終電車で拾った手帳… 温かいお茶が飲みたい。