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■ Mai 〜サヨウナラ〜
CHINEMAに「THE SIMPSONS MOVIE」更新。
GREENDAY、トム・ハンクス･･･。
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やっと（私だけの）繁忙期の終わりがみえてきました。
とりあえずあと3回ほど
来年新卒の会社説明会が残っているので
それを終えたら燃え尽きる予定。
よしよし、やっとジムに行ける。
それにしてもみなさん若い。
さすが現役大学生。
61年生まれとか見たときには
本気でぶっ倒れるかと思った。
そのうち平成生まれとか出てくるんだろうな。
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子供おろすからお金ちょうだぃ。
うむ。どこかで聞いた台詞だ。 （苦笑）
だからといって黙っておけないし
でも自分の過去を振り返ると
堂々と言えない自分がいるのも確か。
当時の私にその台詞を勧めてきた友達は
こう言っていた。
「絶対大丈夫だって。バレないよ。
男はね、子供できたって言われたら
頭真っ白になって、自分のことしか考えられないんだから。
だから絶対領収書出せだとか
どこの病院行くの？だとか、そんなこと言わないね。
ってか怖くてそれ以上のことが言えないんだよ」
そうなのかなと半信半疑だった。
だけどその言葉を継げられた彼は
友達が言った通り、私に根掘り葉掘り聞くことは一切なく
ただただ「お金出すからおろしてほしい」と
それだけしか言わなかった。
だけどWくんとマイは違う。
どう考えても計算が合わない。
そのとき付き合ってはいなかったのだ。
でもマイはこの子の父親はあなたで当然と
いわんばかりの堂々とした態度で
WくんにもTさんにも同じことを言った。
「子供おろすからお金ちょうだぃ」
彼女はこう言われたとき男がどう出るのか
知っていたのだろうか。
そして、、、、、、
去年12月、
Wくんから20万。
Tさんから20万を受け取り
彼女は完全に姿を消した。
会社はとっくに退職していたし
Wくんが必死に見つけてきたアパートも
時期を見計らったかのように
引き払っていた。
メールアドレスも失効し
携帯番号も不通となった。
1人暮らしのものが固定電話を持つことが
珍しいこの時代、
今いる場所から消えてしまうことは
そう難しいことじゃない。
東京だと、とくに簡単だろう。
40万。
大きなお金かもしれないけど
たった40万だ。
たかがそれだけのお金で
仕事もない女性が東京で1人で生きていくのは
なかなか厳しいんじゃないだろうか。
今マイはどこで誰といるんだろう。
生きているのか死んでいるのかもわからない。
あれから半年以上が経ち
私も私のまわりも平凡な日々が流れているけど
Wくんだけは心の傷を癒していない。
たまに帰宅時間が一緒になると
近所のカフェでマイのことを話したりする。
その言葉から彼女への未練を感じる私は
何も言わずただ彼の話を静かに聞く。
お金を取られたことの未練なのか
彼女への愛情の未練なのか
Wくん自身も混乱している。
そして先輩とはうわべだけは仲が良い状態。
飲みにも行くしカラオケだっていく。
だけど、、、、、
Wくん、私、先輩の間には深い溝ができてしまった。
一緒に過ごすことはできるけど
先輩を信じることは決してないだろうなと私とWくんは言う。
ちなみに今年の1月、
私は一度だけマイに会った。
約束していたわけじゃなく偶然に。
半月ぶりの彼女は
見た目はどこも変わってなく
相変わらず美しかったけど
彼女の手首には白い包帯が巻かれていた。
だけど私はもう何もしない。
何も言わない。
助けを求められても
たぶん動けない。
だから私は短縮から
彼女のデーターをすべて削除した。
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さくさくっと終わる予定だったMaiシリーズですが
ついつい長くなってしまぃました。
これにてこのシリーズ終了です。
今後また何かしらの大きなハプニングがあれば
ここで紹介していきます。
あとは、「不倫の事情」をお楽しみくださぃ。
ちなみにこれも、もうすぐ終了予定です。
2008年06月23日(月)
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