鮭肉色のカーニヴァル
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天国製のマッチ
2005年07月10日(日) 

 風邪をひきずりながら横浜にルーブル展をみにいった。肝心の美術館は人だかりでまともに鑑賞できなかった。絵が傷みそうなほど多量の視線がそこにはあった。

 中華街で「頭痛」と「食べ放題」を同時に体験した。地獄とはこういう世界なのだろう。

 山下公園の界隈を歩いていると、高校生のときに山下公園の界隈を彼女と歩いたことを思いだした。夕食の席で泣かせてしまったことを思いだす。彼女のほうが高いプレゼントを持ってきたことを思いだす。驚くほど月が大きかったことを思いだす。場所の力を借りなければもう思いだせなくなっているのが悲しい。一緒にいった友人も別れた彼女が横浜のひとだったので、大量のフラッシュバックを感じていただろう。ひとはそれぞれの横浜をもっている。

 中華街の一角にある煙草専門店でケネディの写真が描かれたマッチ(それも「MADE IN HEAVEN」)と中華という名の煙草を買った。とっても政治的な組み合わせだ。たいへん! ケネディがつけた火で中華から煙が上がっています。




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