鮭肉色のカーニヴァル
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霧と煙
2005年07月08日(金) 

 目覚まし時計のリリリリリが鳴る寸前に起きることがあるけれど、それはアラーム音をじっと待っている細胞があるからだそうだ。そのときが来るまで身を焦がして待つ、不安細胞とでもいうべき存在がぼくらの中にあるのだ。いまの自分もそれに似ている気がする。なにか人生のアラーム音をこころを細くしながら待望している感じ。こうしている今も霧のような不安に包まれている。

 浴室でぬるいお湯に浸かりながら、煙草をすった。ユニットバスのファンが回転しているので煙が籠らなくていい。水と火を召使いにした気分に浸る。




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