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2005年07月03日(日) 嫌な女



いつも仕事がしんどそうだったきみ。

そんなきみが、2ヶ月間だけ仕事の研修で神奈川に行くことになった。

実家に住んでるきみは、研修の間は一人暮らし。

朝は早いけど、これまでと違って夕方5時には仕事が終わる。

ちょっと楽しそうだったよね。




私にとっては、忘れられない2ヶ月。

きみという人が、とても近くに感じられた2ヶ月。




自然に増えていったメールの数。

いろんな言葉を交わすうちにふと、

この人って実は、すごく真面目で優しい人なんじゃないかと思った。



「きみって優しいよね★」


ついノリで、そんな言葉が出た。



『そうか?』


なんだか照れたように、すぐ返事がきた。





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とっさに、しまったと思った。


その時の私はきみのことを、

何人かいるメル友の中の一人、としか思ってなかった。

男の人と二人きりで会う、そんなこと考えられなかった。


メールだけで適当にやりとりして、

会いたいとか言われたら適当にごまかす。


どこまでも上辺だけの希薄な関係。

ただ寂しさを埋めるための。


そんな、嫌な女。


南 |MAIL

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