みつるの日記
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とーっても不便です。 利き手の怪我は、仕事に差し障りがあるね〜。今、忙しいのに。会社の人にまた「役立たず」といわれてしまった…(笑)
なんか、手を怪我したのでぱっと浮かんだ大菊があったんですが、大石が怪我で試合に出てない今、あんまし洒落になんねぇ…とか思いました(笑) まぁ、こんな一時もいいかなってことで…。あはは。
「ほら」 「いいって、英二」 「何云ってんだよ、突き指してんだろ。痛いんだろ」 「痛いけど、みんな見てるよ……」 「んなの気にすんなって。大石怪我してんだから、変な風には思わないよ」 「……そういう問題じゃないんだけど」
俺は渋い顔をしながら、目の前に座っている英二を見た。何が楽しいんだか、ニコニコ笑顔の英二は遠慮するという俺の言葉を全く聞きそうにない。
「だってお前、さっきから全然食ってねぇじゃん」
3、4時間目の体育で突き指をした俺は、昼飯と格闘していた。そこに、噂を聞きつけた英二が駆けつけてきたのだ。 そして、現在に至る。
「上手く箸が使えないんだろ、だーかーら、ほら、大石」
そう云って英二はさっきから、俺の弁当のから揚げを箸で掴み「あーん」と云って差し出してくる。 あーんって云われても、ここは俺の教室で、今は学校の中で、自分の部屋じゃなんだぞ。そんな事、仮に冗談でもやろうもんなら英二が帰った後、質問攻めに合うのは分かりきってる。 付き合ってる事に後ろめたさはないけど、邪推はされたくない。
「おおいし〜、ほーらほーら」
なのに、英二は止めようとしないんだよな。 きっと、みんなの前で堂々とこういうことが出来るのを楽しんでいるんだろう。全くなぁ。つき合わされる俺の身にもなれっての。 周りを見て、英二を見る。
こうなったら、なるようになれ、だ。
俺は意を決して、差し出されたままのから揚げにパクリと食いついた。
わっと息を呑む周りの気配と、あからさまに満面の笑みが広がっていく英二。 どっちを取るか、そんなの考えるまでもない。 結局俺は英二の喜ぶ顔に弱いんだ。
みつる

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