* たいよう暦*
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飼い猫のちゃちゃ丸。 体重8キロの、超でかシャム猫だが、 その頭の良さと美しさは、他の追随を許さないわが家のアイドル! のたりくたり、と眠っているのをなでていて、ふと、顔が汚れていることに気づいた。 毎日顔を丁寧に洗っているはずなのに、おかしいなあ〜とよくよく 見ると、
「・・・・!」
なんと白髪だった! ちゃちゃ丸の顔は、シャム猫特有に焦げ茶色なのだが、そこにちらほら白髪がまじっているのである!
「ちゃちゃ丸が、ふけたぁ〜」
ひええええ。 これは、親に皺が増えた、や、親の白髪が多くなった、よりもある意味ショックが大きかった。 親と違い、いつまでも変わらぬ姿であるだけに、彼の年齢を感じたことはなかったからだ。 よくよく数えてみると・・・10才を越している! 今日、彼の白髪を見るまでは、その「老い」を忘れていた。
「ちゃちゃ丸ぅ〜!元気でいてなぁ〜!」
まだ。 いや、もっともっと。 いつまでも、元気でいてもらわなくちゃ、困る。 10年ともに暮らし、10年同じように時を重ねてきた。 家族、であり。癒し、であり。 人間よりも、いのち短い動物であるけれど。 人間より、先に死ぬのがかわいそうだから、という人もいるけれど。 それでも、わが家は、つねに動物と共に暮らしてきた。 教えられたことは、たくさん、ある。 まだ、ちゃちゃ丸に教えてもらわなきゃならないことも、たくさん、ある。
「ちゃちゃ丸、長生きしてや〜」
知ってか知らずか、のったりくったり眠り続けるちゃちゃ丸。 「老いる」のは、どうか、ゆっくりで。 まだ、しばらく。 いや、もっともっと。 そばで長生きしてね。
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