* たいよう暦*
日記目次|過去日記|未来日記
本日、三度目の挑戦の登山靴探しです。
「かたい」「いたい」「きつい」 という感想しか出なかった、前2回。 今度こそ!という意気込みで出かけたものの、なにか質問されるのが(全く答えられないので)怖くて棚に近づけない。
「・・・・・・」
じいっと見ていても、仕方ない。 自分を奮い立たせて、ひとつ、手にとってみる。 ああ。色がいやだな〜。 デザインの悪さや色の悪さに、腰がひけてしまう。 しかし、登山はデザインではないのである! 機能重視なのである! 仕方ない、色には目をつぶり、まずは手に取ったものを履いてみる。
「・・・・・・・」
かたい。 やっぱり、こんな感想しかでないよお。 この状態で、自分にあってるかどうかなんか、わかんないよお。
「どんなのをお探しですか」
ああ!恐怖の質問がやってきた!
「えーっと、えーっと、軽い登山に行く時に履いて、スノーシューにも履きたいです」 「じゃあ、これかこれ履いてみたらどうですか」 ふう。一問クリア。 しかし、まだ気は許せない。
「・・・・・・・」 これも、固い。
「履き心地はどうですか?」
きた!この質問が怖いのだ。
「・・・・・かたいですね」 「・・・・・(苦笑)。履き心地とか」 「・・・・・快適では、ないですよね」 「・・・・・(苦笑)」
ああ。 このやりとりが怖くて、棚に近づけなかったのにい。やっぱり今日も、同じ繰り返しだぁ。(ため息)
「とりあえず、それ履いて、しばらく歩いてみはったら?店内を歩き回ってください」 「・・・・はい」
がきーん、がきーん。 うっ。私の歩き方、間違いなく、あやしい。
「もっと、リラックスして!」 違うおじさんに、笑顔でアドバイスされてしまった。
「あっ、はい」
がきーん、がきーん・・・・
・・・・歩き回ること、5分。
「さて、どうですか?」 「・・・・・・ワカリマセン」
凍りつく、空気。 ひえーん、ごめんなさーい、だって、ほんとわかんないんですもんっっっっっ。
「じゃ、今度はこれ履いてみましょう」 「・・・・はい」 うなだれて、従う私。 「ほら、さっきと比べて、どうですか?」
・・・・・・?!?!? もう、パニック。 え?さっきと比べて? え?うう?
「楽ですか?きついですか?」 「・・・・・あまりかわらない気がします」 「・・・・・うーん、きゅうくつとか?」 「いや、えーっと・・・・」 沈黙。 「・・・・ワカリマセン」
こんなにわからないなんて、私の足には、神経が通っていないんだろうか? それとも、他のみんなには、なんてことない質問なんだろうか?
ワカラナイワカラナイワカラナイ。
結局、あやしい動きと、「ワカリマセン」を繰り返して、ぐったり疲れて、店をでた。 完全に、玉砕。 うう。きょうこそは!と思っていたのになあ。 一体、私が登山靴を手にいれることができる日はくるんだろうか・・・・!
不安不安不安・・・・。
|