* たいよう暦*
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| 2004年03月25日(木) |
パンの会〜リベンジ〜 |
その昔。 なによりもあこがれた食べ物は’アルプスの少女ハイジ’に出てくる 「とろっとろのチーズをのせたパン」
アルプスの少女ハイジが、一緒に暮らしている’おんじ’に、暖炉の前でパンを焼いてもらいます。 その上に、とろけたチーズをのせてもらって食べるそのハイジの顔ときたら・・・! 「なんておいしそうなんだろう〜!」 あの当時、一番おいしく見えた食べ物かもしれません。
ふわん。
ふたを開いた瞬間、いいにおいが部屋中にただよいました。 焼きたてパンの、なんだかやさしい、おいしい、そして香ばしいかおり。 きっと、暖炉の前でハイジがかいだに違いない、かおり。
さくっ、さくっ、さくっ。
パン切りナイフが入るたびに、いい音がしました。 そして、さらに’いいにおい’はどんどん濃くなって、’いい音’とともに五感を刺激します。
「はい、どうぞ」
渡されたのは、あったかいパン。 まっしろで、湯気がほこほこたっています。 そして、表面のきつね色は、つやつや輝いて、見ているだけでかりっかりなのがよくわかります。 ふわん、と’いいにおい’がさらに濃くなりました。
「いっただきま〜す」
ぱりっ、さくっ、さくっ、さくっ・・・・ うわぁ〜・・・・
焼きたてパンを口いっぱいにほおばりました。 暖炉の前のハイジとおんなじ気持ちになりながら。 とろっとろのチーズはなかったけれど、 あったかいシチューにサラダにハムに固いチーズにクリームチーズにブルーベリージャム。 大満足な、パンの会でした。
とっても’ハイジな気分’。 ごちそうさま、でした。
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