* たいよう暦*
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小さな友人に教えてもらった絵本ですが、これがとにかくおもしろい。 なにげなく読み始めたのに、あっという間にはまってしまいました。
どちらかというと「おはなし」を楽しむ絵本が多い中で、堂々と「絵」で勝負する絵本。 それでいて、きちんと「絵」が「物語って」いる。 すごい力をもった絵本だなあ〜。 久しぶりに出会った新しい世界に、わくわくしてしまいました。
この絵本をで一番新鮮だったのは、 「主人公以外にも物語は平等に訪れる」ところ。 主人公二人だけではなく、登場人物(たとえば、とある場面ですれ違うだけの人でさえ)全てに平等に時が流れ、その人その人の物語が場面場面で必ず描かれている。 決して主人公だけの物語ではないのだ。
この人は、この人がこうしている時、実はこうしていました。
私たちの人生には、当たり前のこと。 見る角度によれば、誰もが主人公で、誰もが物語の中心。 誰もが一生懸命で、誰もいらない人なんていない。
「一人一人みんな大事なんだよ」 作者が語りかけているような気がしました。
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