* たいよう暦*
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2004年01月03日(土) おみくじ

「大凶」

高校一年生のお正月に、私がひいたおみくじにはそうかかれていました。
わが目を疑いました。
「大凶」
言葉では知っていたけれど、ほんとうに、おみくじにそんな存在があるだなんて・・・。
そして、そんなものがまさか、お正月早々のおみくじに入っているだなんて・・・。
そして、そんなものを、まさか自分がひいてしまうだなんて・・・。

「・・・・・・・・・・・・・」
さすがに、かしいましい高校生5人も、黙り込んでしまったあの瞬間。
「・・・・・・・・・・・・・」
見た瞬間、思ってた以上に打ちのめされた私。

「大凶ってさあ、今が一番最悪ってことやって。ダイジョウブ!」
「そうそう。よかったやん、ここで厄払いできてさ!」
一瞬の間のあと、発言されたかず数の言葉が、むなしく空に響きました。

神社の神木にそのおみくじを結びながら
「もう、おみくじはひかない」
と心に決めたあのお正月。
そして、それ以来、一度もひいたことがありません。

その後、その神社には50本のおみくじがあって40本が大吉、1本だけが大凶だったこととか。
大凶ってのは本当は「逆縁」といってとてもめでたいことだとか。
いろいろ聞かされましたが、やっぱりあの瞬間の「すっごくいやな気分」を味わいたくなくて、どうしてもひけない「おみくじ」

お正月や、初めていった神社で、楽しみながらひいている友人をみると、ちょっぴりうらやましくなります。
一体いつになったら「大凶」の呪縛からのがれられるかな。


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