くいしんぼうバンザイ

2006年12月05日(火) プライスレス U・ェ・U



えっと 今日は悲しい話題なのでブルーな方はお控え下さい(><)



10年飼っていた愛犬まるU・ェ・Uが天国に行ってしまった。
それは あまりにも突然の事で、今年の夏に皮膚病にかかり
前身丸刈りにされてゴールデンレトリバーなのに、全く毛の無い可愛そうな
状態になってはいたんだケド、毎年皮膚病には季節的にかかりやすいから
「あれ〜 今年はひどいねぇ・・・歳とともに免疫力が低下してるのかねぇ」
なんて家族で話してた。

毛が無い以外にはいたって元気で、庭で放し飼いにしてたんだけど
夏には完熟したプチトマトを赤い順から食べていったり、
秋には熟して落ちた柿をむさぼったり、生徒さんが来れば「来たの〜♪U・ェ・U/--◎))」
とばかりに毛刈りされてゴボウのようになった尻尾をブンブンふってお出迎え。
庭を走り回っては「おせんべ頂戴っ」(←好物)と意味も無くお手をしてきて
ホントにすっごく元気だった。

まるは私が20歳の頃に家に来て、辛い時、悲しい時、嬉しい時、どんな時も
側にいて、抱きしめるといつも同じテンションで私達家族を包容してくれて、
私の激動の20代をずっと見守って来てくれてた。
機嫌が悪いって事を知らないような性格で、いつも温厚で人好きで
撫でられるのが何より好きな子U^ェ^U  誰にでも分け隔てなく懐いて、
私が泣いてたりするとペロペロ舐めてくれるホントに優しい子U・♀・U

生徒さんや友達も、「ナイトウ家のアイドルだったもんね・・・」と
皆さん暖かく冥福を祈ってくれて、あぁ なんて皆に愛されていたワンコだった
んだろう・・・と亡くなってから痛感する日々。

亡くなる2,3日前に急にご飯を食べなくなり、病院に連れて行ったら
即、検査入院。

末期の肝臓癌だった。

きっとかなり前からいろいろな所が痛んでいたに違いなかった。

帰ってきた日の夜には自分で座ったり立ったりすることも出来なくなってしまい
それでも家の中でおしっこや嘔吐をしてはいけないと、外に出ようとするマルを
見て、私達が普段「お腹が痛い」とか声に出して発っせられるのに、それも出来ず
ただ自分の苦しみを飼い主に見せまいとしている姿を見て、家族で
「もう 頑張らないで。マル。ありがとう・・・」
とお礼をしたら、その翌朝に眠るようにして天国に行ってしまった。

あまりにも突然で、あまりにも幸せそうな寝顔で。

最後まで家族に迷惑一つかけずに。

マル。本当に沢山の愛情をありがとう。
ホントにホントに大好きだったよ。

又会えたとき、お互い人間として会えるようにマルみたく私も人生をまっとうするからね。

一つの命が生まれ、その生涯を閉じていく様を始めて目にし、
それがマルであったこと。教えられた事が沢山あった。
今年 一気に私と弟が結婚して家を出て、少し静まり返ったナイトウ家で
もう自分の役目は終わったなぁ・・・と言う感じだった。

亡くなった時はまだ温かくて、全く死んでるなんて実感がわけずあまり
泣いたりすることも出来なかった。
でもその日の夜あまりに疲れてコタツでウトウトしてしまい、目覚めたときに私は一人ぼっちで
どこを探してもマルはいなかった。もう2度と会えない。
どんなに探しても、どんなにお金を出しても買う事は出来ない。
そんな思いが込み上げてきて人生でありえないほどしゃくりあげて泣いた。
目がはれて頭が痛くなるくらい泣いた。どうしようもなく ただ寂しかった。
もう マルを抱きしめる事が出来ないという現実が押し寄せた。

でもそのおかげで二日後お骨になって帰ってきたときには「あぁ マルは天国に行けたんだ」
って不思議と安らかに見送れた。

マルの一生はとても太くて短いものだった。



とても私的な日記になってしまいスイマセン・・・

この場を借りてマルの冥福を心より祈ります。
マルを愛してくれた方々、本当にありがとうございます。



ばいばい。まる。また会おうね。




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