まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2012年12月19日(水) ■クリスマスに話したいいい話、その6…無休営業5000日の大衆食堂

《お知らせ》

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 きっと許せる「男女の違い105」』第13号」 
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 今回のテーマは、
 「望んでいるセックス、愛を感じるタイミングの違い」
 デリケートな話題ですが、さらりと読んでいただけると
 嬉しいです…そういうわけにはいかないところも
 あるとは思いますが(苦笑)
 一部ですが、一読してみてくださいね。
 どうぞ、よろしくお願いいたします<(_ _)>





今日は、こちらの本からの紹介になります。
クリスマスというより、年末年始に向けての、
お話になるかな。
どうぞ、よろしくです。


「80点コロッケ」
『上柳昌彦のお早うGood Day!』 (編集)







この本は、ご存じの方も多いと思うのですが、
ラジオ、ニッポン放送の朝の番組、
「上柳昌彦のお早うGood Day!」で、
(現在は、終了しています)
話されていた感動の話をまとめてあります。
身近ないい話が多く、読みやすくコンパクトに
まとまっているので、すぐに読めてしまうと思います。

師走ともなると、気持ちも焦りがちになり、
何をやっているのかわからなくなりがちですが、
この本を読むと、立ち止まって、
「待てよ、もう少しじっくりゆっくりいこう」
という気持ちになります。
ぜひ、読んでみてくださいね。




《無休営業5000日の大衆食堂》
(P36〜41から引用)



北海道函館市のJR函館駅。
その駅から市営の路面電車に乗って7分ほどで、
「宝来町」の停留所に到着します。
そこから歩いて数分のところに
一軒の大衆食堂があります。
一般のお宅に並んで、
静かにたたずむように
のれんが風に揺れています。



看板を見れば、
店の名前はひらがなで
「たつみ」
「心の味の店」
とあります。




見たところ特に変わったことのない、
普通の「大衆食堂」に見えます。
店内に入っても、その印象は変わりません。
カウンター席と小上がりに4卓のテーブル。
さげられたメニューには、
「から揚げ」をはじめたした定食や、
ラーメン、函館らしく「海鮮丼」などが
並んでいます。

ちなみに一番種類の多い定食は、
どれも700円でおつりがくる値段で、
都心に比べればずいぶん安い値段です。



実はこの大衆食堂「たつみ」、
ここまでの説明ではちょっとわからない、
一つの大きな特徴があるんです。

その特徴とは、
入り口にさげられた暖簾になります。
「たつみ」の文字が
白く染め抜かれたそれは、
「さげられたまま」なんです。

いつ見ても
店の入り口に出されていて、
中にしまわれることがないんです。




夜の11時、店が終わった後でも、
さげられることがありません。
これはべつに店主が不精だからではありません。
「たつみ」には、休みがないんです。



よく店の広告で
年中無休の文字を見かけることが
ありますが、年末年始をはじめ、
年に何回かは休むのが普通です。
でも「たつみ」では、
大晦日や元日も、
お盆休みもなく、
365日文字通り「年中無休」
で店を開けています。




だから、このことを
お客さんにもちゃんとPRしようと、
決して暖簾をしまわないでいるわけです。



その甲斐があって、
「いつ行っても必ずやっている食堂」、
そんな「たつみ」のウワサは地元の住民や
近所の学生さん、さらには観光客や
ツーリングのオートバイライダー、
そしてトラックやタクシーの運転手の
間にも広まっています。
だから、函館ではちょっとした「有名店」




年末年始もここなら必ずやっていると、
意外なほどたくさんのお客さんがきてくれるそうで、
たとえ元旦でも、店は開けたものの
席はガラガラ、なんてことにはならないのだそうです。
味の評判がいいのはいうまでもありません。



そうして営業を続けてきた
今年(2008年)の
4月4日、ついに「大きな記録」が
作られました。
休まずに営業した日数が、
なんと連続5000日に
達したのです。 

1994年の7月から数えて
13年と8ヶ月。
「たつみ」と書かれた暖簾は、
ただの一度もしまわれることは
なかったのです。




記録達成の当日、お客さんに感謝を表すために、
いつもは500円の店自慢の塩ラーメンを
特別に50円に値下げして、
いっしょにビールもふるまったそうです。



この店を切り盛りするのは、
ご主人の山田征勝さんと実のお姉さん、
山田さんの三番目のお嬢さんの3人です。




もちろん、5000日も休みなしで営業を
続けてきた間には、大変なこともありました。

本来なら休まないといけない、
そんな「場面」にも遭遇しています。

その一つが、山田さんのお子さんの「結婚式」です。
これまで5000日の間に、お二人のお子さんが
結婚していますが、普通ならお店を休んで、
その日は「晴れの門出」をお祝いするのが
一般的でしょう。



でも山田さんは違いました。
いずれもわざわざ午前中に式をしてもらい、
少し営業を遅らせて、午後からちゃんと
店を開けたといいます。




でもなぜ、そんなにも頑張るのか?
実は、一つの「きっかけ」があったと
山田さんは教えてくれました。

(ここまで引用)



このような記事を読むと、

「自分の信念を貫いて、
 本当に頑張っている人がいるんだ、
 日々頑張っている人がいるんだ、
 自分もやらないとな」

と、思えてきて、力がもらえます。




人を動かす原動力はそれぞれ違うと思いますが、
原動力となるものを見つけ、それを力とし、
自分が動いていく…
人がどう言おうと、
人がどう思おうと。
すごいことだなぁ、思います。

なんで、山田さんはそんなに頑張るのか、
どんな原動力があったのか、
どんな思いで店をやってるか、
そして今は、どうなっているかなど、
明日、書きますね。



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