まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2012年05月18日(金) ■放射能の勉強会で学んだ、内部被爆実態と注意すること

昨日、以前からいろいろなことで、
お世話になっている新宿区のお寺「専行寺」さんで、
「放射能」の勉強会が開催されるということで、
行って来ました。



今日は、この勉強会で、
私が学んだことをお伝えしようと
思います。









この勉強会は、
「坪倉先生放射能のお話し会」
で、講師は、
福島県南相馬市総合病院の先生で、
地震発生当時から、この病院で、
治療に当たっておられる
坪倉正治先生でした。
(現在は週2回の勤務)









行って、
本当に勉強になりました。
勉強会では、




◎南相馬市の地震発生から、
 現在にいたるまでの状況
◎放射能内部被爆実態
◎震災後に増えた病気について
◎これから注意すること




など、2時間近く聞け、
その後、質疑応答が続き、
(午後7時〜10時頃まで)
放射能のことだけではなく、
参加者の方々の南相馬市、広く福島県を
なんとか復興させたいという強い思いが、
伝わってきました。



実際に話を聞いてみたら、
自分がいかに、
現場を知らないか、
かけ離れた恐怖感を持っていたか、
思いしらされました。





今日は、この勉強会のなかから、
「南相馬市の内部被爆実態」の
話を中心に書きますね。




坪倉先生は、
東京大学医学部研究所に所属され、
内部被爆検査を担当し、
原発事故発生当時から、
被爆実態に接してきて、
おられました。





坪倉先生によると、



「南相馬市で住民の方々を
 ホールボディカウンターで
 内部被爆検査をした結果、

 昨年9月〜10月までの検査結果では、
 4割強の住民からセシウム137が
 検出されましたが、

 今年の1月からの検査では、
 まだ、体内に残っている方の割合は、
 大幅に減少して、
 子どもでは、約0.8%
 大人では約1%
 まで、減ってきている。

 この結果から、
 おおよそ3ヶ月くらいで、
 体外に放出され、
 若いほど、放出する時間が早く、
 高齢者ほど遅い、
 ということもわかった。

 そして、現在は、
 ほとんど検出されなくなっているので、
 南相馬市では、ほぼ安心して
 生活できるようになっている」




とのことでした。
先生ももちろん、この検査を受けられて、



「その時には、結果を見るのが、
 本当に怖かったですね」




と、おっしゃっておられましたが、
今は、先生も含めて、
住民のほとんど検出されないとのことでした。



ところが、
この減っている方々がいる一方で、
セシウム数値が下がらない方も
いるのだそうです。
それがどんな方かというと…





「下がらない方々の実態を
 調べてみたところ、
 食べ物から影響が大きく、
 自家菜園で採れたもの、
 地場で採れたものを採っている方は、
 下がらないままになっている」





つまり、現在では、




空気中から
放射能を取り込むことは
ほとんどなくなり、
食べ物から、
取り込んでしまうことが多い





と、いうことで、
こんなことを教えてくれました。



「日本では、野菜とか肉とかは、
 地場からだけのものではなく、
 流通しているのでほぼ安心。
 スーパーや百貨店などで
 出回っているものは、ほぼ安心。
 自家栽培、地場ものを中心にするのは、
 やはりよくない。

 つまり、
 日々食べるものに注意すること。
 継続的に食べるものに注意すること。

 特に、お米などの日々毎日食べるもの、
 好きなもので、よく食べるものに
 しょっちゅう食べるものに注意すること。

 逆に、一過性のもの、
 月に、一度か二度くらいしか
 食べないものについては、
 神経質になることはない」




とのことでした。



その後、
「震災後に増えた病気」
についても、話があったのですが、
こちらについては、
本当に考えさせられることが多く、
そうなのか、と驚きました。




この続きは、週をはさんで書きますね。
やはり、現場の話を聞いてみると違いますね。
よくわかりました。





■コメントが書ける「ぼちぼち日記」はこちら


 気軽にコメントが入れていただけます。 →「ぼちぼち、お散歩日記」
■「ことば探し」に戻る時→  「ことば探し」
■「ことば探し」メールマガジン(月〜金)発行しています。

 「今日のことば」以外の過去のことばも紹介しています。
  コンパクトで、読みやすい構成にしています。
  →「購読申込み」


 < 過去  INDEX  未来 >


まゆ [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加





《旅に行きたいですね〜》