まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2011年02月03日(木) ■外苑いちょう並木の美しさの秘密

関東地方は、風がなければ、
ウォーキングに最適な日々が続いてます。
(大雪の地方の方には、すいません…)
少し、春めいても来ています。
さて、今日は外苑のいちょう並木のお話です。




先日、この辺りをウォーキングしていたら、
こんなところに出くわした。









いちょうの
枝刈り作業と
いうことだった。





外苑いちょうの根の工事については、
以前に書いたことがあるのだけれど、
(過去のお話→「外苑いちょう並木100年工事」
枝を刈っているところには初めてだった。



そこで、立ち止まり、見ていると、
一つの木に、2〜3人くらいが登り、
枝を切り落としていた。
また、クレーン車も使って、
人が登れないようなところの枝を切っていた。









ひぇ〜
怖いね、怖いね。





と、高所恐怖症気味の私などは、
ドキドキしたのだが、職人さん達は、
手を枝の先に延ばして切ったり、
枝の上に立ち上がって切ったりしていた。
もちろん、命綱はついていた。








そして、職人さんたちが切り取った後は、
こんな風にさっぱりしているのだった。
手前が切り落とした木で、
後ろはまだの木。








この様子を見ていると、職人さんらしき人が、
私の横を通り過ぎようとした。
そこでいつもの通り、ちょっと声をかけてみた。



「あの〜少し聞いてもいいですか?」
「うん、いいよ、なに?」

「この木の高さはどのくらいなんですか?」
「そうだなぁ、18〜20メートルだな、
 ここの木は大体そのくらいの高さに
 調整しているからね」

「一日どのくらいの木の枝の
 切り取りができるんですか?」
「そうだなぁ、
 一つの木に3人くらいで4本くらいかな。
 でも、木にもよるし、
 急がせることが出来ないからね、
 時間はかかるね」




職人さん達は、10人くらいはいたから、
一日10本以上は枝切りするのだと思う。



「高いところは大変ですね?」
「うん、クレーン車でやるしかないね。
 ほら、あの木を見てごらん」




そう言われて、上を見ると、
一つの木には、上の方に枝がぽよぽよと残っており、
もう一つは、きれいに刈られていた。








「上の方は、クレーン車で刈り取るんだ。
 あの上の枝をさっぱりと切り落として
 終わりになるんだよ」




ということだった。
そして、切り落とした枝は、さらに、
細かく切られ、粗大ゴミとなるのだけど、
この枝切りも、相当な労働だということだった。
落ちた枝はすごい量だった。








「大変な作業ですね〜」
「仕事だからね、でもこれで、
 また春に元気は葉っぱが
 出てくるんだよ」




と、職人のおじさんは笑って言った。
私は、教えてもらったお礼を言って、
また、歩き始めた。こう思いながら…




そうだね〜
こうして手間をかけるから、
この外苑いちょう並木は
いつも美しいんだね、
なんでも手間をかけないとね。





春になると、美しい緑の葉っぱが育ち、
秋になると美しく黄色く色づき、
たくさんのぎんなんをつけて、
楽しませてくれるのだと思ったのでした。





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