まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2010年03月29日(月) ■脳のお話…脳を衰えさせないために大切なこと

さて、今日も本からのお話紹介です。
今日は、私が、ここ何年かとても興味を持ち、
地味にコツコツ勉強している「脳」についてです。

「脳」については、最先端技術を使っても、
まだまだわからない部分が多く、今わかっていることでも、
明日には、違うことがわかるかもしれない、という分野です。
また、研究するテーマによっても、いろいろな見方や
分析の仕方があり、考え方も違っていたりします。
そこも興味深いのですが…。
(なので、本をまたがず一冊からの紹介とします)

ただ、研究のテーマが違っていても、
研究者の多くの方が、こう言っています。




「脳は、使うべき。
 脳は、使ってこそ働く。
 脳を、さびさせてはいけない」





「脳」を活発に使うと、ボケにくいし、
アンチエイジングにもなるそうです。
「使うべき」ですね。
使いましょう!

今日は、そんな「脳」についてや働き、
脳の使い方などについて書いてみますね。
「脳」を刺激するために、ね。



今日紹介するのは、
こちらの本からです。



「自分の脳を自分で育てる」




小学校高学年を対象に書かれている本で、
「脳」について、わかりやすくシンプルに、
話し言葉で書かれているので、読みやすいです。
「脳」なんてむずかしい、と思っている方でも
すんなりと読めると思います。



この本の著者の川島隆太先生は、
テレビなどに出演もされているので、
ご存知の方も多いと思いますが、
脳を画像で見る「ブレインイメージング」
という研究のスペシャリストです。
この研究は、私たちが何かをするとき、
脳のどこを使っているか、などを調べるという
最先端技術を使っての研究です。
その研究結果などを元に、
書かれている本です。




昨今、川島先生が提唱している、
単純計算学習法についての批判もありますが、
これについては、また後で書きますね。

さて、この本によると、



「残念ながら、脳も年をとり、
 年とともにしぼんでいき、
 老化していくことは避けられない」




と、いっています。
悔しいですが…年とともに、
しぼんでいくのは事実なのです。




しかし、大丈夫!
落ち込むことはないのです。





しぼんでいく現象は
「脳神経細胞」がつまっている部分で
みられるけれども、
「神経線維(せんい)」の
つまっている部分では、
あまりみられないようだ、と
わかってきているからです。




これが、
どういうことかと言いますと、
私たちの脳は、「神経線維」でつながり、
ネットワークになった神経細胞たちが
活発に働くのですが、「神経線維」は
年をとっても小さくならないということです。




つまり、少しくらい
神経細胞たちがしぼんでも、
肝心要な「神経線維」が
しっかりあれば、
脳内ネットワークはちゃんと通じるし、
十分に脳を働かせ、活用していける、
ということなのです。






ということは…
「神経線維」をフルに上手に使って、
脳のネットワークをつくり続けていくことが
大切になってくるのです。

脳の働きが悪くなると、
物覚えが悪くなるだけでなく、
手足や体の動きも悪くなりますから、
これは、とても大事なことなのです。



せっかく、「神経線維」は
現役のままあるのですから、
これは、使って活用した方が、
いいと思われませんか?




では、この「神経線維」をフルに使い、
ネットワークを保つにはどうすればいいのか…
まだハッキリとした答えがないものの、
研究から言えることは、




「脳に、
 刺激を与える」





ことが、大切なのではないかと
いうことです。
脳に刺激がないと、脳は退屈し、
さぼるそうです。

そうそう、脳がしぼんでいく現象は、
男性の方が多いということですから、
男性の方には、ますます刺激が大事かも、です。

さて、明日は、「刺激」をどう与えていくか、
どう活用していけばいいか、紹介しますね。



なお、最新版「脳」情報を知りたい方は、
かなり専門的になりますが、
「ニュートン」をおすすめします。







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