まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2010年03月18日(木) ■謎のカッパがいるワケがわかった!けど…

さて、昨日からの続きになります。

私は、いつも通っている道で、
カッパの置物を見つけた。
ぽっちゃりとしたね。

どうでもいいような場所に、
こんなカッパの置物があったので、
この場所を調べてみることにした。



もしかしたら、
その他にも何かあるかも…
と思ってね。




そこで、先のカッパがいた場所から、
左の道に進み、このカッパの後ろ側に回ってみた。
後ろ側にも小さな道があるのだ。









すると、またまた、
置物があることがわかった。




「やっぱり、あった!
 思った通りだね」





そうなんです、
やっぱりいたんです、
カッパが。
それが、これ。










どうですか…
困ったような、悲しいような、
文句を言いたそうな…
なんともいえないような
表情に見えるのは、
私だけでしょうか?




そして、このカッパを見ていて、
ふと、こう思った。

もしかしたら、前の首だけの
カッパも、元々はこんなふうに、
胴体があったのではないか、と。

そう思ったので、前のカッパのところに戻り、
胴体があるかと探してみたけど、
胴体らしきものはなかったので、
本当のところはどうなのかは、
わからなかった。
どうなんでしょうね〜



さて、では、どうしてここに、
こんなふうにカッパがいるのか…
である。
こんな道路に挟まれた、
小さなこの三角地帯に…




もちろん、帰ってきてから、
ネットで調べてみた。



このカッパがある場所の
地名は「曙(あけぼの)橋」で
「橋」がつくので、昔は、この辺りに、
川が流れていたのかも、
それと関係があるのはないかと推理しつつ、
調べてみたら、こんなことが、
わかったのだった。





まずは、
首だけのカッパの右側の道は
「合羽坂」という名の坂であること。

(下の写真の右の道ね)









さらに、



「新撰東京名所図会によれば
 昔此坂の東南に蓮池と称する大池あり。
 雨夜など獺(かわうそ)しばしば出たりしを、
 里人誤りて河童と思いしより坂の呼名と…
 転じて合羽の文字を用い云々」
何れにしても、昔この辺りは湿地帯を
意味し、この坂名がつけられたものと思われる。

「東京23区の坂」より)




なるほど、湿地帯だったのだ、この辺りは。
そんでもって、カワウソをカッパと
間違って、合羽坂になったのだと。
「合羽坂」だったんですね〜



にしても…
仮にそうだとしても…だ、
なぜ、こんな小さな三角地帯に、
このようなカッパを置いたのか、
一体誰が発案して、
誰が置いたのか…
何のために…

いろいろと、調べてみたけれど、
このカッパの置物についての記述を
見つけることはできなかった。




もう、誰にも忘れ去れている、
誰の目にもとまらなくなっている(たぶん)
このカッパたち。
帰りしな、後ろを振り返ってみたら、
ものすごく寂しそうに見えた…








「バイバイ、またね。
 これから、ここを通ったら、
 必ず、挨拶するね」




と、声をかけて
帰ってきたのでした。





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