まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年05月09日(水) うーむ…どんな人が住んでるんだろうなぁ

さて、昨日からの続きです。


私は、警備員と腕章をつけた、少し怖そうな、
固い感じの警備員に、フレンドリーにごく自然に
(と、自分では思っている)
話しかけてみた。


「あの〜、この建物、すごく変わってますね。
 どなたか有名な建築家さんが建てたんですか?」
「僕は警備員なので、よくわからないのですが…
 確かに、変わってますね」

「まるい感じだから、お部屋なんて、どんな
 形になっているんでしょうね?」
「私は、中に入ったことはないから、どんな
 感じの部屋なのか、わからないですね…」

「あ、そうか、入ったことないんだ…」
「ええ、僕は外担当だし、いつもここって
 わけではないので…」



ということで、この警備員は、
いつもこの家を警備しているわけではなく、
この日たまたまいたらしいことがわかった。
そして、この建物について、ほとんど、
何も知らないこともわかった。



ちっ。
残念。
知らないのか。




で、最後に、このくらいはわかるだろうと、
思い切って、こう尋ねてみた。


「この建物は、何かの会社ですか?」
「いや、たぶん違うと思います」
「え、じゃ、普通のお宅なんですか?」
「ええ、そうだと思いますが…」



私は、思わず、失礼を顧みず、
こう聞き返してしまった。


「普通のお宅なのに、警備するんですねぇ」

すると、少し苦笑いして、

「ええ、依頼があれば、
 どこでも警備しますよ」



そりゃ、そうだ。
聞いた私がバカだった。

私は、
「失礼しました。お手数おかけしました」
と、礼を言って、そそくさとこの建物を離れた。

結局、この警備員からなんらかの情報を
得ることはできなかった。
フレンドリー作戦失敗。

しかし、どうやら、普通のお宅…
まぁ、この外見でそういえるかどうかは別にして、
で、あることだけはわかったのだった。



しかし… 
この外見、
どう見ても普通ではない。



もちろん、デザインかもしれないが、
何となくだが…
丸っこくて、ちょっとかわいい感じの建物だが、
人を寄せ付けない感じを漂わせている。



例えば、窓は、こんな感じだ。





下の方には、こんな感じになっている。





近寄ってみると、こんなものだった。
(これが何かわからないが…)






そして、後日。



この建物の前を通ると、今度は、警備員はいなくて、
植木職人さんが作業をしていた。
そこで、今度は、この植木職人さんに
声をかけてみた。


「この建物、変わってますね…」
「うん」
「このお宅は、普通のお宅なんですか?」
「うん、そうだよ。
 でも、いつもお手伝いさんしかいないの。
 だから、よくわからないんだよね」



やっぱり、情報を得ることはできなかった。

しかし、お手伝いさんしかいないと言うわりに、
駐車場には、かなり立派な車が3台ほど、
止まっていたし、植木職人さんが造っていた
入り口付近の庭はかなり凝っていた。





私にわかったことは、
お金持ちっぽいということだけだった。

ますます謎が深まるお宅だったが、
私は、この家をこう呼ぶことにした。

「潜水邸」

潜水邸について、何か情報がわかったら、
また、ご報告します。




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