まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2007年04月16日(月) なんてたくましい…生きてるんだね。

今日は、「なんてたくましい…」と
思ってしまった、木たちの紹介です。

あちこちに、すごい根を持った木や、
すごい木たちがあるんですよ。



まずは、根っこの話から。

以前、「街路樹の枝切りのワケ」で、
木の根のすごさを書いた。
(木の根が道路を破壊するという話)

それから、私は、この木の根が気になって
いつもチェックしていたのだった。
すると、やはり…あったのだ。


まず、この根なんか、
コンクリートを突き破って、
堂々と道路に根をはりだしている。






たくましいねぇ…
すごい力だねぇ…



以前、植木屋さんが言っていたが、
木の根は歩道を壊すことがよくあるそうだ。
コンクリートの隙間に小さな根が入り、
その根が、コンクリートを分断していくほどの
力を持って、育っていくのだそうだ。
まさに、そんな根だね、これは…



しかし、人間の知恵と工夫によって、
こんなふうにちんまりと押さえ込まれてしまって、
ぐるぐると自分のまわりを取り囲んでいる根もある。








ちょっと苦しそうだが、
植木屋さんの話では、歩道がダメになるか、
歩道がどれだけ持つかは、植木の根の処置に
かかっているということだった。
これは、植木屋さんがきっちりと処置したんだと思う。
今のところ、植木屋さんの勝ち。



もっと、たくましいのはこれだ。
石垣の上に根をはりだしている。
ぐんにゃりとしてタコの足のようだね。









「どんなにいじめられても、
 かっこわるくてもいいもん。
 生きるんだもん。」
 



そんなふうに語りかけているように感じる。
こんな木を見つけると、
本当に、木も生きているんだなぁ…
と、しみじみ感じる。

地味だけど、ものすごく、たくましく…
そう感じざるを得ない。




次からは、木そのものが
すごいことになっている。

この木は、マンションの一画に
食い込んでいるように見える。






木の根の周りに粗大ゴミなどが置かれて、
「なんて気の毒な…」
などと思いながら、写真を撮っていたら、
出てきたマンションの方がいたので、


「この木すごいですね…」

と、話しかけてみると…

「ええ、この木のために、この部屋は、
 人が住めなくてなっているんですよ。
 壁にヒビが入ったりして…」







なんと、この木と隣接している部屋には、
入居していないのだそうだ。
この空き部屋、どんなふうになっているのか、
ちょっと見たい気がした。
部屋に根がはっていたら…どうしよう…


木の力恐るべしである。


だけど…

「根のところの粗大ゴミは片づけてなさい!
 木が気の毒だし、
 粗大ゴミで、根っこは押さえられないと思うぞ」


と、心の中で、このマンションの住民に注意を促してきた。



そして、先日、こんな木を見つけた。





あらら、住宅地に立派な木があるなぁ…
と、近寄ってみたら、
こんなことになっていたのだ。





家の玄関前にあるのだ。
どーんと木がね。



「いやぁ、これはすごいね…、
 玄関を出ると、まず木に挨拶だね」



などと、ひとりごとを言いながら、
この木に近づいてみた。
すると、こんなゼッケンをつけていた。





なんと、この木は、
「新宿区みどりの文化財」の
イチョウだった。



この家が立つ、ずっと前から、
この木は、この地に立っていたのだ。
しかも、文化財に指定されてるしね。
だから、仕方ないのだ、
「いってきますー」と、外に出て、
目の前にこの木があっても…

しかし…
どんな感じなんだろうな…



しかも、イチョウの木。
秋になると、とてもきれいな黄色になるね、いいね。
でも、もし、ぎんなんがなったら、臭いね…
などと秋の風景を想像して、すっかり、
楽しくなってしまったのだった。

私は、この木をぽんぽんとたたいて、
「元気でね」と声をかけて帰ってきた。


たくましい…木や根、あるものです。
どんなところでも、生きているんですね。
木って、たくましくて、すごいですね。




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