まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年12月17日(日) 「夢分析」…やってみよう

前回、夢の話を書いたら、多くの方から、
メールや、書き込みを頂きました。
どうもありがとうございます。 <(_ _)>

自分が見ている夢って、
興味がありますよね。
なんでこんな夢みたんだろう…なんて。


人は、だいたい1日に1.5時間ほど夢を見て、
夢をみる回数は4〜5回と言われています。
一年にすると
約600時間も夢見ているんですよ。
回数は1500〜1800個くらい。

思ったより、毎日夢を見るのに、
時間を使っているんですよね。
これだけ、夢を見てるってことは、
生きている上で、夢はなにか人間にとって、
重要なものだと、
フロイトやユングは考えたのですね。



夜見た夢を話すって…とっても楽しいんですよね。
でも、実は、深〜くさぐっていくと、
夢はとても深い人間心理と結びついていると、
言われています。
でもまぁ、ここでは、むずかしいことより、
わかりやすくかなり大雑把に話すことにします。

ただ、私が「夢分析」を受けたり、
勉強したのは、ほんのちょっとだけ以前の、
20代の頃の○○年前なので、その時より、今は、
もっと画期的な方法があるかもしれませんが、
そのあたりは、差し引いて読んで頂けると助かります。
(そのあたりのことをもっと知ってる方には、
 ぜひ、教えて頂きたいと思っています。)

タイトル「夢分析」にしたけど、
ちょっと奥がましいので、
「夢の感じ方」程度になると思いますが。



まず、最初に…


夢のモチーフやシンボルが
わからなければダメとか、夢がわからないとか、
そんなことはありません。知らなくてもOK!

だってね、夢の意味は、
理論や、辞典や、文献にあるのではなく、
その人の「夢そのもの」の中にあって、
夢は自分の
「心の中にあるものが、イメージ化
 されて出てきたもの」
と言えるからなんです。
つまり、自分の中に答えがあるんです。



だから、誰にも、どこでも
「夢の意味を感じる」ことはできるのです。
もっとも、覚えていれば…ですけどね。
これがなかなかむずかしいんですよね。



ただね、
ちょっとだけポイントがあります。
それを、今日は抑えてみますね。

どうしたらいいかと言うと…




《ポイント1》

まず、いちばん大切なポイントは、
「夢を書いてみること」これですね。
それは、今日見た夢でもいいし、
印象的な夢でもいいのですが、
ともかく、覚えていることを書いてみる。
できるだけ、細かく書いてみることです。


そのときに、あいまいなことや、変なこと、
つじつまが合わないことがあったりしますが、
そんなことは全然OK!です。
変に手直ししたりしないでくださいね。
素直に、見たままにですよ。
色とか、感じとか、ニオイとか、そんなものもね。

夢って覚えていることって、とっても
むずかしいですよね、だから、
まず、メモでいいから書いてみてくださいね。
ちょこっとでも。

できれば、朝起きがけがいいのですが、
朝はとんでもない!と言う方は、
ささっとキーワードだけでも、書き留めておくといいです。
それを見て、思い出して後から書けばいいのです。
もっとも、それまで覚えていられたらいいのですが…


《ポイント2》

そして、その次に、その書いたものを
じっくりと見てみます。
全体像を見てみるのです。
へぇ、こんな感じだったっけ…などと思いながら、
その夢を見ていたときにどんな感じだったかを
思い出しながら。



夢の分析に行くと、まず、だいたい、
最初にこう聞かれます。


たとえば、


「こんな夢を見ました…」


と言うと、専門家や、
カウンセラーの方は、だいたい


「その夢をみたとき、どんな感じしましたか?」


と聞いてきます。


こう聞かれると、だいたいの方は、
とても、こわかったです、とか、
びっくりしました、とか、
よくわかりませんでしたが、不思議な感じでした、
とか、いろいろと答えます。

実は、この夢を見て、
「自分がどう感じたのか…」はとても
大切なことなのです。

そして、夢に名前をつけてみてください。
例えば、「ウンチを食べちゃった夢」などと。



《ポイント3》

その感じから、ちょっと連想してみる。
そんな夢の感じを話したり、感じたりすると、
「あ、そういえば、この夢を見た日に、
 こんなことがあって、それが影響しているのかなぁ」
とか、
「以前もこんな夢みたことがあって…
 とても、辛かったなぁ、いやだったなぁ…」



などと、話がつながってきたり、
どんどん思い出して来たりします。
つまり、その見た夢との、関連することを
連想していきます。
そして、それを、夢のメモに一緒に書き出してみます。
ああ、そういえば、こんなこともあったわ、だの、
あいつに、こういわれたのが気になっていたのか、
だの、思いつくことを何でも。

やってみると、結構でてきますよ。
お試しあれ。


《ポイント4》

その書いたものを、感じてみる。
味わってみる、ちょっと考えてみる。
すると、その夢が自分になにを語りかけようと
しているか、見えてきたりします。


「もしかしたら、こんなこと言いたかったのかなぁ」
とか、
「案外、気になっていたのね」
とか、
「そっか、これを教えてくれたのかな…」
などと、ぼんやりとでいいので、
夢の意味を考えてみたりします。

それと、その中に出てくる、もっとも
象徴的なもの、印象に残ったものの意味を
考えてみます。
例えば、「ヘビ」が出てきたとしたら、
自分にとっては「ヘビ」がどんな意味があるかとか。
何か怖くて捕まえどころのないもの…って感じとか、

「追いかけられる」のが印象に残ったら、
追いかけられるって、ものすごく怖いけど、
でも、なんとなく楽しい感じもする…とか、
私は今、何かに追いかけられているかなぁ、
とか、いろいろ、いろいろ。

このとき、他の人に、
「あなたは、ヘビについてどう思う?」
とか、
「追っかけられると、どう感じる?」
などと、聞いてみるのも、自分の夢を考える上で、
深さがでます。



これが、いちばん、
簡単な夢の感じ方です。



こんなふうに夢をみてみると、
自分の課題が見えたり、夢の意味がなんとなく
わかったりしてくるのです。
それと、この夢を書いていくと、
自分の夢のパターンが見えてきます。
自分の癖っぽいことも。
「いつも、落ちる夢が多いなぁ」だの、
「行き止まりの夢が多いなぁ」だとか。

このパターンは、その人にとって、
課題や、気づきのヒントが多いと
言われています。
気がついてみませんか?




さて、ただ…ちょっとばかし、
夢を感じることをするとき、
注意があります。



《注意その1》

体調の悪いとき、精神的に落ち込んでいるときには、
書いたり、夢を感じたりしないこと。
もっと、落ち込んだら大変ですから。


《注意その2》

深入りしないこと。つまりほどほどにすること。
何でも過ぎたるは及ばざるがごとしです。
夢に溺れてはいけません。


《注意その3》

もしも、その日見た夢で、気になることがあったら、
注意しましょう。
例えば、なにか落とし物やなくす夢をみたら、
その日は、落とし物や、なくすこと、
気をつけてみましょう。
気をつけて損はないですからね。


《注意その4》

夢はみたまんまの現実ではなく、
あくまで、心の中の現実なので、
悪いことだけを気にして、くよくよなんてしないこと。
いいことを、前向きにとらえること。
前向きにねっ。



最後に、これは、
とっても、とっても
大事なこと! 


夢で、なにかをもらえることが
あったら、ありがたく頂くこと。
拒否したり、遠慮なんてしないこと。 

夢からの贈り物は、
あなたに無意識からの
贈り物であることが多いので、
お礼を言って、
ありがたく受けとってください。
なにかが豊かになります。
 


てなわけで、夢の感じ方でしたが、
もっと知りたい、という要望があれば、
いくらでも書きますので(笑)メールでも
書き込みでも言ってください。
夢の話をさせたら、止まらないのです。
うふっ。


私がいつもお世話になっている
わが家の「夢の本」の一部です。





比較的読みやすいものをいくつか紹介しておきますね。
ただ、どれもちょっと専門的ではあります。

■夢分析の実際―心の世界の探求
■夢分析入門
■夢クリニック―夢を実生活に活用する
■夢の本―インナー・スペース内世界への旅





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