まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年08月23日(水) ぼちぼちなこんな1日も、いいなぁ…

この頃、夕方のウォーキングは、
風もさわやかになり、30度以下になって、
気持ちいい感じでできるようになってきた。

街の雰囲気も、日中の暑さが一段落して、
みんな買い物に出て来たり、散歩に出たり、
おじさんたちが家の前で小さなイスに座って、
夕涼みをしていたりして、
花に水をあげる人がいたり、
ホッとした感じが漂っている。


私はそんな夕方の街がとても好きである。
ほのぼのと、これが「日常」なんだなぁ…
などとしみじみ思ったりする。
会社員をしていて、毎日があわただしかった頃には、
見えなかった、気が付かなかった日常の風景である。
夕方っていいなぁ…

というわけで、今日は、
そんな私の、夕方の散歩の一部始終を
流れのままに紹介してみます。
こんな感じで出会うのです。



この頃、家を張り切って出るのは、
たいだい4時半頃。
家を出て、いつものウォーキングコースに向かう。
レギュラーコースが5つほどある。
この中のひとつのコースを選ぶ。

で、今日は、新目白コースに決めた。
そう、都電荒川線がある道である。
もちろん、今日は乗る予定はない。
でも、今日は、何となく新目白コース。
ちょっと久しぶり。いいね。



というわけで、
いつもの道を歩き始める。


てくてく



すると、おなじみの掲示板がある。
「おっと、掲示板は確認しないとね」
ということで、新しい情報があるかどうか目を通す。
掲示板には、地域それぞれの情報があって、
それが結構役立つことが多いのだ。
地域の先生が○○教室開催なんてことも出ているしね。
私にとっては、目を通さねばならないものなのだ。


すると、
こんなお知らせが貼ってある。





ひぇ〜この頃、
放火が多いのか…



知らなかったぞ。
でも…そういえば、夜にサイレンの音がよくしているな、
あれは、火事だったのかな?
これは、いずれ、消防庁に電話をして、
実態調査をせねばならんな…
などと、思ったりしてみる。
その他の情報は、「おばけ縁日開催」
などというようなものであった。



さて、先を急ごう。


てくてく


すると…
あっ、あの犬さん、かわいい…




かわいい犬を見つける。そこで飼い主さんに、
「かわいい犬さんですね…
 写真撮ってもいいですか?」

などと話かける。
もちろん、気持ちよく写真撮影を許してくれる。





かわいいけど、珍しい犬だったので、思わず聞いてみた。

「なんていう種類なんですか?」
「ベトリントンテリア。イギリスの犬なんですよ」 
私は、むずかしい名前だったので、
何度か聞き直してノートにメモ書きした。



余談だが、そのメモを帰ってきてから見たら、
「ベットリンドンテリア」と書いてあった。
後で、インターネットで調べて、
正しい名前が分かったしだい。
それによると、最初労働者の犬だったけど、
気品ある風格から、貴族のペットに昇格したと
書いてあった。


そんな話はさておき、
犬の種類や性格などのことを飼い主さんと話をしていると、
このクランちゃん(という名前)、私にじゃれてくる。
頭と喉をなでなでしたら、顔を思いきりなめられた。
飼い主さんが、こう言った。
「人間大好きな子なんですよ。
 よかったね、かわいいって言ってもらって…」

私は、ちょっとだけクランちゃんと遊んでから、
お礼を言って、また歩き始めた。


てくてく…


すると…今度は、
珍しい車発見!



こんな車、見たことないぞ。
写真撮ろうっと。
ということで、パシャと撮る。






私は、あまりのかっこよさに
車のまわりをぐるりと回ってみた。
どんな人が乗っているのなかぁ…
などと思い、まわりきょろきょろして見たが、
誰もそれらしき人は見えなかった。

しかし、この車が止まっていたのは、
「99円ショップ」前だったので、
そこで、今買い物しているかもしれない。
そう思ったが、どんな人が乗っているのか、
見極めることは諦めた。
そして、また歩き始めた。


てくてく


さて…ウォーキングするときに、
はずせない大切な心得がある。
(といっても、私のだけどね)
トイレである。
途中で行きたくなることもあるのだ。

そこで、私はコース事にトイレを確保している。
トイレを選ぶ条件として大切なことは、
掃除がいきとどいていて気持ちよくキレイで
トイレットペーパーなどが、いつも、
補充されていることである。
でも、それよりも大切なポイントは、
使っても誰にもイヤな顔をされないことである。


さて、そんなトイレだが、
今日のコースだと、
「リーガロイヤルホテル」になっている。
このホテルである。
こんなホテルね。






私は、いつもようにホテルに入る。
とても立派なホテルなのだ。
トイレに入るために入っている私を、入り口で
ドアボーイが丁寧に向かえてくれるのだ。
あっ、中はこんな。





もちろん、トイレを借りる。
ここは、私のトイレ条件に
ピッタリなのである。
ありがたい。



しかし、いつもトイレを借りるばかりではない。
それでは悪いので、私はこのホテルで時々、
パンを買ったり、お茶を飲んだりもする。
まれ〜に、ディナーをすることもある。

で、今日も、このホテルで売っている菓子パンで、
一番のお気に入り「モッチーパン」を買うことにする。
直径が5センチくらいの小さな菓子パンである。
一個90円ね。
中味に、チョコ、チーズ、紫芋、カスタード、小豆の
5種類あって、食べると、
もちもちしていてとてもおいしいのである。





今日は、カスタードと小豆をそれぞれ、
3個づつ買うことにした。
お腹が空いているときには、この近くの公園で、
このモッチーをもぐもぐ食べたりすることもある。
でも、今日は、帰ることにする。
その袋を下げて、ホテルを出る。
ドアボーイさんが、うやうやしくドアを開けてくれる。
私は、お礼を言って外に出る。


さて、先を急ごう。
こんな道ね。





てくてく。



私はだいたい、1日1万歩を目標にしている。
あくまで目標だけどね。
そろそろ、歩数も1万歩に近づいてきて、
家にも近づいてきた。

帰り道は、夕飯の買い物をしながら
帰ることが多いので、この辺りになると、
今日の夕飯のことを考えて歩いている。


すると、プープーと
笛の音がした。

あっ、お豆腐屋さんだっ







「お豆腐かぁ…いいね、買おうかな」
などと思い、そのお豆腐屋さんをのぞいてみる。
こんな感じね。





揚げとか、さつま揚げとかも売っているのだ。
「おじさん、お豆腐一丁ください」
「はいよぉ、はい、140万円ねぇ」
「はい、140万円。どうもありがとう」

などとお金を渡し、お豆腐を買う。


さて、では、最後に…
今日の夕飯の材料を買おうと思い、
お豆腐とモッチーの袋をぶら下げながら、
スーパーマーケットに向かう。


すると、スーパーマーケットの入り口に
ちょこんと座って待っている、
またまたかわいい犬さんがいた。


ありゃりゃ、
なんてかわいいの。




私は、リュックからごそごそと
またカメラを取り出し、
「かわいいねぇ」などと言って写真を撮る。
何枚か撮って、犬さんにお礼を言って、
スーパーマーケットに入り買い物をする。
出てきたときには、もう犬さんはいなかった。
こんなかわいい犬さんでした。





そんなわけで、私は、
豆腐とモッチーと食材袋の3つの袋を
ぶら下げて家にたどり着いたのでした。
家に着いたのは、6時50分頃。
歩数は11832歩でした。


毎日こんなふうに出会いがあるわけではないけれど、
一つか二つは何かしらに出会う。
こんなささやかな出会いが妙に嬉しい…
そして、こんな日常を、
とてもいとおしいと思うこの頃である。



てなわけで、今日は、
ぼちぼちな日のお話でした。






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