まゆのウォーキング、ぼちぼち日記

2006年02月21日(火) 外苑いちょう並木100年工事

今日は歯医者の日。
かなりゆううつだったが、
もう2回もキャンセルしているので、
仕方なく、出かけることにした。

そして、元気付けに、ウォーキングがてら、
外苑のいちょう並木を通ることにした。


すると、外苑いちょう並木の通りが
「通行禁止」になっていた。
なにやら、この通りを工事するらしい。






えっ、なに?
何の工事なの?



いちょう並木の道路でも直すのかしら?
そう思って歩いていくと…


看板がぶら下げてあって、
「植木帯改良工事」と書いてある。
この看板によると、
このいちょう並木はすでに100年たっており、
この後の100年を元気に過ごさせるために、
植木のための工事が必要だと言うことだった。






へぇ…
そうなんだ…

このいちょう達を、これから100年
もたせるための植木工事なんだ…


すると、急に興味がわいてきた。

これは、ちょっと見ておかねば…

どれどれ…



と言うわけで、私は迂回路を通りながら
注意深く植木工事現場を見てみることにした。


すると、


いちょう並木の通りに大きな穴を
ショベルカーで掘っていた。
ものすごく大きな穴である。





ふぅーん。


この穴に何をするんだろう…
私はとても聞きたくなってきた。
ここは、やっぱり、
きっちりと聞いておかねばなるまい。



で、いつもの通り、
責任者らしき人を探して
声をかけてみることにした。


「あの〜、この穴、何をするんですか?」
「ああ、この穴に、いちょうのための肥料を
 入れて行くんだよ」
「ええっ、そのために穴をこうして掘って、
 いちょうに栄養を与えるんですか?」
「うん、そうそう」



そういえば、側に肥料の大きな束が置いてあった。
これをきっと入れるのだ。
これが、肥料の袋。すごい量だ。





「こんな穴掘るの大変じゃないですか?」
「うん、根っこが張っていたりするからね」
「根を傷めないですか?」
「大丈夫、そうすると樹木医さんがちゃんと、
 根の手当をしてくれるから…」



へぇ…ちゃんと専門の樹木医さんが
ついて根の状態も見てくれているんだ…


「ところで、この穴掘るのに、
 どのくらいかかるんですか?」
「2日くらいかかるね。」
「ひぇ〜、2日?」
「そう、肥料を与えた後に、その肥料を効率よく
 取れるようにするためにコンクリートも打つの」
「えっ、コンクリート?」
「そうそう、肥料を保護するために肥料の上にね。
 だから、全部の作業は4日くらいかかるかな」



原理はよくわからないが、肥料を守り、
根を張りやすくするために、コンクリートの
壁をつくるのだそうだ。
そのために1本〜2本の木に4日くらい
かかるらしい…


「いちょうは、それで100年持つんですね?」
「そういうことだけど…
 その辺のことはよくわからない。
 樹木医さんがやってるからね。
 でも、肥料は相当いいものらしいよ」



ふぅーん。
いいなぁ…
専門の樹木医さんに、
いい肥料…

私は、ふと公園の例の木を思い出して、
(詳しくは、「公園の木」←クリックしてね)
このいちょう達が羨ましくなった…
あの公園の木たちもやってもらえたなぁ…
いいなぁ…


私はしばらく立ち止まって見ていると、
責任者の方がこう言った。


「このいちょう達は、毎日こうして
 車の排気に耐えて、
 この固い土の下で根を張っているから、
 思ったより傷んでいるらしいんだよ。
 だから、100年もつかどうかわからないけど、
 今、やらないとダメになるらしいから…」



そっか…
そうなのか…



このいちょう達は、大分傷んでいたのだ。
毎年、キレイに黄色になってくれるけど、
とても頑張っていたんだと…と私は思った。

ともかく、これからしばらくかけて、
外苑のいちょう達は、根っこに肥料をもらい、
そして保護してもらうのだ。
これからの100年のために…

私は、いちょう達に、
「ご苦労さま、いっぱい栄養もらってね」
と声をかけたのでした。


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