Getreidegasse


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2009年11月24日(火) 見えないフィールド発動中


(早くも?という声もある中)職場復帰。
皆、掛ける声は優しくも、必要以上に近付いてこない(笑)

この不自然極まりないボディゾーン(※)が
まるでダメダメな立ち稽古をしてるみたいで
思わず突っ込みを入れそうになるが…

…あぶないあぶない、ここは職場よ、稽古場じゃないよ、っと。

いやまぁ、大丈夫だとは思うんだけどね。
だーかーらーぁー
まるでウンコをもらしたクラスメイトを見るような目はやめてくれー
一歩寄ったら一歩引いていくのはやめてくれー

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ボディゾーン
演劇でよく用いられる用語のひとつ
意味はその名の通り、自分と相手(役者間)の物理的距離のことですが
演劇で用いる場合はそれだけではなく、その距離に応じた声量を意識する為の言葉。
例えば額を寄せ合うくらいの距離に役者同士がいた場合、本来ならヒソヒソ声でもじゅうぶんだし、舞台上でもそうあるべきなのだが、さすがに本当にヒソヒソ声で喋りあってたら観客にまで聞こえない。かといって、不自然なまでに発声を使えば『その距離なのになんでそんな大声?』ということになってしまう。(慣れた演劇人ほどこっちのタイプが多い)
また『舞台』という特別な空間に身を置いている為、時には数百メートル離れているという設定での会話を実際には手を伸ばせば届くような距離で表現しなければならない場合もあり
『台詞上(設定上)の距離』『役者間の実際の距離』『観客との距離』と様々な関係を考慮しなければいけないという考え出すと結構面倒くさい言葉。
そして用語説明が本文より長いってどういうことなんだーって話。


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kandama  《mail》  My追加》 
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