Getreidegasse


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2008年07月03日(木) 遅咲きのピアニスト(81)


【表現力】

まだまだ手探りな部分はあるにしても、
とりあえず《脱力》に重点を置きつつ、ハノン等の練習曲の見直しから
ピアノの基礎、新しい曲に挑戦。と方向性は決まりつつあります。レッスンの話。

じゃあこれまでの曲はどうしましょう?と言う話になり
【静かな村】も【勇者の故郷】もとりあえずは完成しているので
これでひと段落にしてもいいのだけれど、せっかくだからこの曲をベースに
《表現力》と《脱力》のレッスンをしていきましょう。ということになりました。
(【Summer】については、新たな展開が来そうな予感なのでまた別の機会に書きます)

これまで何気なく弾いてた部分も、徹底的に奥まで掘り下げて
表現豊かに弾く練習、感情や気持ちの入れ方からそれを表現する技術的なことまで。
うーーん…難しい。でも楽しい。そして相変わらず固いな、私。

そんなレッスンをしている中で《打鍵》の話になった。
同じひとつの音を出すにしても打鍵次第では音の響きが全然違う。
"鍵盤に指が当たる瞬間、そこが最もインパクトのある瞬間でその後はスーーッ"と
なかなか言葉に表しにくい動きだが、とても大切なこと。
そして、その練習の一環で『タンバリン』を使ってやってみよう。という流れになった。

タンバリンをスナップを使ってパーーァンと叩いて腕をスーーッと上げる。
パーーァン、スーーーッ、パーーァン、スーーーッ…
そうそう、そのインパクトが鍵盤を叩く時と一緒なんだよ。
なるほど。
そして、腕を上げる時はスーーッと、そのまま手は白鳥のクチバシのように…
ぬぅ、白鳥とな!?こりゃまた予想もしない例えが出てきたな。だが、やってやるぅ
こうか!?パーーァン、スーーーッ、パーーァン…
違います!もっとこう!パーーァン、スーーーッ…
こうですか!?パーーァン、スーーーッ、パーーァン…
そうそう、白鳥の時はこうっ!!(キメっ)
こうスか?(キメッ)
そーそーそー^^
こうすか(キメッ)・・・こうっスね!(キメッ)



しばし黙る先生。
そして、おもむろに口を開いてこうおっしゃいました

『ピアノを弾く人って技術的なことよりも、むしろ表現力の部分で行き詰ってしまう人が多いんですね…。でも、kandamaさんは逆で表現力の一点に関してはなんら心配ありませんね^^』

『変な人』の烙印を押された瞬間でした…


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