| 2007年11月18日(日) |
東京フィルメックス映画祭「放逐」 |
格好良すぎる映画だ、杜[王其]峰(ジョニー・トー)監督!!! 撮り方とか間やスローモーションの使い方、編集もマカオの情緒も全部ひっくるめて、あなたの演出はニクイほどに惚れ惚れ美学が施されている。 でもそれだけじゃない、ちゃんとクスクスと笑いを引き出してくれたりして、隅々まで観客を満足させてくれる。 この作品は杜監督の代表作の1つとも言って過言ではないのでしょうか。
格好良いといえば、俳優人もキマリすぎていて、まず冒頭のジャンユーさん(呉鎮宇)、「おお、出てくるだけでカッコええわ〜」とポワ〜とし、その背後にいるロイ・チョン(張耀揚)は立ってるだけで色気ムンムンだし、秋生さん(黄秋生)も落ち着いた渋さがみなぎり、林雪もコミカルながらキレがある役どころ。
リッチー(任賢齊)も出てきたときに、タバコくわえながらバンバン撃ってる姿なんか(タバコもドンパチも嫌いな私だが)、素敵でたまらんわ〜〜〜状態。
そして、ヤムヤム(任達華)!!! 見終わった後、友人と「アソコ撃たれて、サマになってるのはヤムヤムぐらいだね〜」と大爆笑。 思い切り突っ張った手の甲の演出がグッドでしたわ(またまた大爆)。
ああでもニック(張家輝)、この映画の中では格好良いとはちょっとあてはまらないかもしれないけど、杜監督映画はこの路線はだから仕方ない。 一昔前とかは本当はすごーく格好良い役もあったのよ(笑)。
そして、男優陣ばかりじゃありません、何超儀(ジョシー・ホー) の精神的な強力さって言ったら、これまた怖いくらい。 陳雅倫も、したたかさ上手な目線演技。
来年公開されるらしいから、また見に行きたいな〜。 そうそう、みんなで撮ったセピア色の写真とかスピード写真の面白写真、友人が欲しいよね〜とか言ってたので、前売り券特典とかにつかないかしらね。
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