| 2005年07月01日(金) |
ショートショート・フィルムフェスティバル・アジア |
今日はF4好き好き小姐のお一人と「ショートショート・フィルムフェスティバル・アジア」ヘ行って来ました。 最初彼女から「ショート」でF4の誰かが出る映画をやるらしいと情報が来て、調べたら、ジョニー・トー監督の「自行我路」、ヴァネスがでるという事が判明。 しかもこれは中国百事(ペプシ)がスポンサーで他にjay(周杰倫)、エディソン(陳冠希)、ルイスクー(古天樂)が共演という、ショート版オールスター! ストーリーは日々の仕事に疲れた彼らが自転車レースに出場して、新たなる自分を見つけ出すと言う内容。これがすごい爽やかです。 でも、トー監督が本当に伝えたいことは彼らの事では無かった。 劇中、彼らを遠くから見つめる一人の青年、彼らの自転車レースが終わった後、場面変わってこの青年がジャージを脱ぐと自転車レース用スーツに、そして彼は片足をはずします。義足です。 彼はそのまま片足のまま自転車をこぎ始めます。最初はころんでしまいます、でもコツをつかんでバランスを保って、こぎ始めます。 最後に「自己への挑戦」という内容のテロップが流れます。 この青年のシーンが、すごく胸にズンときます。前半のオールスター爽やかレースなどもう無かったことのように。 この青年のシーンで全てが語られています。
他に香港の仏教系公立高校の学生2人が撮ったドキュメンタリー「GAY的疑惑」、これは最高に面白かったです。 同じクラスのゲイではないかと噂のある男子生徒2人を、先生や友人や女朋友のインタビューをもとに「本当にゲイなのか」を検証していくストーリー。 最初に二人がさわりまくってじゃれ合って、楽しんでる場面が流れる。 すごいね、撮られても平気なのね(笑)と思っていると、友人も先生もあけすけに同性愛について彼らについて話してる。 生物の先生なんか「ア●ルセ●●ス」について、堂々コメントしてました(笑)。あと倫理の先生、宗教的立場から同性愛をどうとらえるかと仏教の先生、キリスト教徒のクラスメイトにもインタビュー。興味本位ではなく、いろんな角度から同性愛を考えてます。 でも彼らは「僕らはゲイじゃない」と主張。彼らの女朋友(ガールフレンド)も出てきて彼らのゲイ説を否定。 でもゲイっぽい!??多分!??将来的に!?という匂いを残しながら終わります(笑) これが、見せ方がとても秀逸。一緒に行った小姐も面白かったよ〜と、褒めておりました。 そしてこの高校生監督二人、この日舞台挨拶にも来ていたけど、本当に普通の高校生。しかも英語ペラペラ(すごい!!) 二人ともやはり将来的には映画の仕事を目指しているということです。がんばれ、君らなら大丈夫!! で、終わった後、彼らを発見、チケット裏にサインをもらってしまった。(ミーハーや〜〜) 彼らの名前はWai Yee ChanとYee Nam Lou。(漢字表記されてなかったので) 5年後に香港映画界で一大旋風を巻き起こしているかも。
あと、インド映画のリキ車運転手の話も面白かったです。 お金に汚くないとういか意地汚くない、清く正しく生きてる親子三代続いてるリキ車の運転手。 結構損をしちゃうんだけど、意地汚さがないからサラッとしてる、それがこちらにも伝わって心地よい。 そんな彼だもの、幸運の女神が微笑むんだけど、彼は無意識にそれを手放すの。 でもそこでね、見てる方も「ああ、惜しいな、馬鹿だな」とか、思えないの。ラスト、デリー門に向かってリキ車が走っていくシーンと共に、なんだか爽快感も。
今回思ったのですが、ショート・フィルムって面白いね。 また機会があれば見に行きたいな。
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