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眠った先で夢の続きが待っていた。 やけに怒っているヒル魔相手にひたすら謝る自分がいた。 夢の中だとここまで頭が下げられるもんか、と感心する程腰が低い。 それとも、これが一緒に暮らすという事だろうか。これ程煩わしいのだろうか。 ヒル魔の機嫌を取るために下げていた頭を途中で止める。 思ったより面倒臭い物を感じてやっぱり別々に暮らそうと武蔵が口に出しかけると、ヒル魔がふいに黙り込む。 「反省したなら、許してやる」 シャツにすがる指が強くなる。いつもよりわかりやすい虚勢の薄さが夢のようだ。 ああ、これは夢なんだ。
だから、一緒に暮らしているんだ。
腑に落ちてしまい、苦笑する。少し哀しいリアルな事実だ。 「悪かった」 「おう」 素直にヒル魔が武蔵に抱きつく。 「わかりゃいーんだ」 小さな頭に手を置くと、甘えるようにもたれてくる。 そんな事は今まで無かったはずなのに手のひらに伝わる重さまでしっかり残る。
少し哀しいリアルな夢だ。 こんな現実は来ないと思うと、また少し寂しくなった。 眠りにつく前、ヒル魔が家に帰った後に気持ちが少し似ている気がする。
一緒にいてもきっと寂しい。
腕の中には甘えるヒル魔。それを抱き締めている自分。 少し寂しいと思う感覚。
ああ。なんてリアルな夢だろう。
やまだ
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