INDEX西部オフライン

2000年05月05日(金) 早口言葉でムサヒルしてみる(ヒル魔が酷いっすよ)

(手タレさんについては個人的に御本人から聞いたお話以外よりも)
(妄想と御都合主義で通しております。純然たるフィクションとしてお楽しみ下さい) 
しかも早口言葉とか言いながら途中から韻さえ踏んでいねえ……。
>あ、早口言葉てのは緑の文です。1行目からダメじゃん。
>しかもこれ、たったの全7行のお話なのに……。なんで……なんで長いの……。


劣悪な恋愛で零落する手タレ列伝
麗容伶俐な手フェチの手タレが 惚れたヘタレと連日連結


ある所に、自分の手の美しさにうっとりしてしまう
手フェチでマゾなナルシー手タレのヒル魔さんがいらっしゃいました。
業界きっての美しい手を持つヒル魔は連日撮影にひっぱりだこ。
CMやドラマ、商品撮影だけに留まらずその活躍は映画にまで。

彼が関わったプロジェクトは必ずヒットする、という業界伝説まで持つ人。

ただ美しいだけでは成り立たない「パーツモデル」の中で
ヒル魔がもてはやされたのはその手が持つ多彩な表情のせい。
ほんの少し指の間を開くだけで。
ほんのわずかに角度を変えてみせるだけで。
肌の色、角度、力具合、すべてを計算に入れた動きが作る豊かな表現力。
「なよやか」でもあり「迫力」でもあり、
男でありつつわずかな化粧で女にも化ける。

「もうちょっと驚いた感じで」「元気良く」「気持ちわがままに開いて」
「もっと、きゅって」「じゃあ、品良く乱暴に」

ニュアンスだけで告げられる不明瞭な要求が、すぐに反映される指の動き。
他のモデルとの差が際立った、ヒル魔の技の数々。

肩から指先までが商品のために常に長袖。当然、手袋。スポーツは厳禁。
水仕事などは一切せずに、撮影と入浴、手入れ時以外に
その手が外気に触れる事はない。
常人では考えれられない程にヒル魔が指先にまで注意を払うのは
単に仕事があるだけではない。そんな毎日を続けているのは
ヒル魔が自分の指を、とても気に入っていたからだ。

一日の仕事が終わり、煩わしい付き人などが消えた後。
欠かさずこなす手入れのために、補湿の手袋から指をゆっくりと引き出し眺める。
水分を閉じ込めるためのクリームをたっぷりと両手にすくいとり、
指先にまで塗りながらヒル魔はため息をつく。

粘性のある液体にまみれ、てらてらと光り反射する指。
ゆっくりと垂れる雫が手首から下へと伝い流れ、なめらかな肌を濡らしていく。

その指を目の前に掲げれば、腰が疼いて熱を持つ。
自分で自分を慰める事さえ仕事にさしつかえがある職業。
自分の物にこの指をからめて思う存分動かせば、どれだけ気持ちが良いだろう。
視覚的にも、感覚的にも。思うだけで腰が動く。

ひっきりなしに仕事が舞い込む毎日では、自慰にふける場所も限られる。
補湿を考えずとも済む、浴室のみが唯一の場所。
けれど、一番「その気」になるのはベットの上での手入れの時間。
薄明かりの中、眠る直前、両手を粘液で撫で回す時間だ。

この手で。思うさまに指を動かせば。この指が好きに動けば。
見下ろす視界で指がこの身体を這い回れば。
どれほど気持ち良いのだろうか。

仕事に差し支えのある行為は何であれ、避けてきたから、この地位がある。
指から肩までを最優先にしてきたからこそ、積み重ねて来た「美」がここにある。
他の事は切り捨てた。その分、仕事に集中できた。
叶えられないたくさんの事を諦めた分、両手に何かが宿る気がした。

だから、ヒル魔は想像でごまかす。不満も欲求も先送りにする。
「1人では解消出来ない」と思う事で、意識を飛ばして今をごまかす。
自分を騙してやり過ごす。

目の前に掲げた指が素肌を自由に這い回る様子。
白くほっそりとしたこの指が、まったく質感の違う肌を淫らに這い回る光景。
自分の股間が、自分の指とは全く違う
品もない粗野で無骨な太い物で犯されるように扱われる状況。

想像ばかりが卑猥に渦巻き、中途に身体が高ぶる夜。
股間の熱を慰めるためにそこにのびるのは想像上の汚い両手。
自分の身体を這い回る、自分とは対極にあるような野蛮な両手。


色は日に灼けて、濃い方が良い。
指先は荒れてささくれていれば良い。
爪は短く、先には嚼んだ跡でぼろぼろだと尚のこと良い。
何度か怪我をした跡もある。
傷を負う事を恐れもせず、無造作に動く奔放な腕。
億の保険がかけられている両腕を気にもかけない、馬鹿な男。
商品として価値があるのはヒル魔の肩から先の部分。
それ以外を、酷く乱暴にあつかう、未知の腕。


思うだけで腰が痺れた。
そんな腕に抱かれたかった。
自由にならないこの身体を、散々泣かして喘がせて欲しい。
誰もが腫れ物の様に扱う、自分を動かし、揺すって欲しい。

ヒル魔が自覚するモデルとしての持ち味の1つに「色気」という物がある。
男でありながら女性向けの仕事が多い事がそれを何より裏付けている。
禁欲するほど、周りが求める「色気」が出るとわかってからは。
戒める事さえ自己管理となった。



すべては仕事と手の管理のため。



空想の中の2本の腕に身体をゆだねて切なく悶える。
実体のない2本を求めて、気がつくと「理想の男」を探していた。
汚い両手。粗野な持ち主。自分を乱暴に扱ってくれる男。

とある小さな撮影現場でヒル魔は探し続けた腕を見つける。
カメラマンのアシスタント。現像液と流水の作業で両手が酷くささくれている。
爪の周りが見事にめくれ、指のふしがごつごつと荒い。
実家だ大工だという男は、細かい作業を乱暴にこなす。

みつけた。

「あの」ヒル魔さんだぞ、とカメラマンがことさら名前を強調し、男に挨拶を強要した。
興味もなさそうに頭を下げ、ヒル魔が何かを告げる前に黙って作業に戻って行く。



俺の身体に興味の無い男。
きっとあの両手は俺を壊す。
肩から先にしか価値のない、歪んだ自分を壊してくれる。



出会った時から予感があった。
きっと男は願いを叶える。
きっと自分は堕とされる。

けれど、ヒル魔は手を伸ばした。


AM4:24






すみません、なんか全然終わる様子がないつうか
凄く短く早口言葉だけのっけておこうかなと思ったのに
なんで物凄い事になってるんだ。誰か止めて!
(文章は全部で7行あるんですが1行目だけでこんだけのびるって馬鹿か)

のびるのはいつもの事なんですが、これ最後までやっても
ヒル魔がひたすらよがるだけのしかも変態の話で………。
どこに……どこに行くつもりだやまだ…………。


やまだ