INDEX西部オフライン

2000年01月23日(日) 稲葉さんありがとう



嫌だとつっぱねようとしたのに、どうしても強く押せない右腕。
力が抜けてしまって。それでも縋っていたくて。
逃げたくて。それでも武蔵は許してくれなくて。
諦めて指を添える。それは愛しい人の腕。
けれど酷い人の腕。

強く掴まれている事は嬉しい。そこだけでとても嬉しいのに。
口につき込まれる指。指についている、白いもの。
意識を失う事さえ許してくれない刺激物。どろりと滑る、甘い毒。
嫌だと声も竦んでいるのに、すぐそばで笑う男。
大好きな、酷い男。

だから。

左手は縋る。
本当は、そばにいて欲しい。
どんな事をされても、いいから。
逃げないで。離さないでと。本音が出た、左手。
だけど、やっぱり、辛い。体が震える。
支えて欲しい。ぎゅっと、抱き締めて欲しい。
けれど武蔵は近付いてくれない。ただ、見下ろして反応を見ている。
楽しい?
楽しいのか?
こんな目にあってる自分を、見ていて、楽しいのか?

抱き締めて欲しい。

崩れてしまう。
押し込まれる甘味は、背を支える骨から力を抜いていく。
けれど。そんな事も関係ないと武蔵の足が割って入る。
太腿の下。足を開くようにと意図を込めて。
逆らえない、武蔵の要求。

逆らえるはずがない。
もっと、と声さえ聞こえる気がして。
ヒル魔は少しずつ、足を広げた。
後ろに倒れそうになると、武蔵に腕を強く掴まれる。
酷い、倒錯。
酷い、酩酊。
武蔵の表情は、まるで酒に酔っているように。
ヒル魔の意識はまるで酒に濁っているように。
酷い、目眩。
ふらつく上体を支えるのは、からめあった腕だけ。
縋る腕は無視されている。
ただ、右腕だけに全部の意識をつなぎ止める。

武蔵の、体温。武蔵の握力。支えてくれる、力。
膝の先でつつかれても、反応を返す事さえ出来ない。
押し込まれた指の先の物を、舌で跳ね返す事も出来ない。
ただ。
全部の絶望を送り込んで来る、武蔵の表情。
最後の望み、細い望みの、武蔵の左腕。
突き放す、口の中の指。

楽しいのか。
喉の奥まで指をつき込まれ、反射的に胃が跳ねた。
楽しいのか。
こんな事が。

武蔵が望むのなら。
武蔵が楽しいのなら。

せめて、楽しいと。
言葉をかけて。
自分をだまして。
腕より強く、俺を縛って。






上記の文章は、稲葉さんあてのメールにのっけたものです。
当時はまだまだ知らない者どうし、丁寧なメールの返信を
心がけていたやまだのおみそがぱんって音を立てて壊れた日。

200500605
下記は最初にイラストに添えておりました馬鹿文章です。

リンク許可のお礼に、
何か描きますよ。

私にそんな事言ったらどうなるか分からないのか馬鹿め
と思っていました。すみません、私が馬鹿でした。
相手の力量と言うやつをまるで把握しておりませんでした。

つうかこの下のエロい言葉。エロ単語。
どっからこんなの持って来たんだ。潜という文字だけが見えますが、
潜望鏡かこらと突っ込みを入れたのは私だけでは無いと信じたい。

こんな猥褻物が突然送られて来た日にゃ。
おしっこちびる。

やまだ純情だからこんな恥ずかしい2人に
動揺してもう今日は乙カレーて感じ。になりたい。



このころは、私はまだ礼儀正しかった‥‥‥はずだ。



やまだ