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嫌だとつっぱねようとしたのに、どうしても強く押せない右腕。 力が抜けてしまって。それでも縋っていたくて。 逃げたくて。それでも武蔵は許してくれなくて。 諦めて指を添える。それは愛しい人の腕。 けれど酷い人の腕。
強く掴まれている事は嬉しい。そこだけでとても嬉しいのに。 口につき込まれる指。指についている、白いもの。 意識を失う事さえ許してくれない刺激物。どろりと滑る、甘い毒。 嫌だと声も竦んでいるのに、すぐそばで笑う男。 大好きな、酷い男。
だから。
左手は縋る。 本当は、そばにいて欲しい。 どんな事をされても、いいから。 逃げないで。離さないでと。本音が出た、左手。 だけど、やっぱり、辛い。体が震える。 支えて欲しい。ぎゅっと、抱き締めて欲しい。 けれど武蔵は近付いてくれない。ただ、見下ろして反応を見ている。 楽しい? 楽しいのか? こんな目にあってる自分を、見ていて、楽しいのか?
抱き締めて欲しい。
崩れてしまう。 押し込まれる甘味は、背を支える骨から力を抜いていく。 けれど。そんな事も関係ないと武蔵の足が割って入る。 太腿の下。足を開くようにと意図を込めて。 逆らえない、武蔵の要求。
逆らえるはずがない。 もっと、と声さえ聞こえる気がして。 ヒル魔は少しずつ、足を広げた。 後ろに倒れそうになると、武蔵に腕を強く掴まれる。 酷い、倒錯。 酷い、酩酊。 武蔵の表情は、まるで酒に酔っているように。 ヒル魔の意識はまるで酒に濁っているように。 酷い、目眩。 ふらつく上体を支えるのは、からめあった腕だけ。 縋る腕は無視されている。 ただ、右腕だけに全部の意識をつなぎ止める。
武蔵の、体温。武蔵の握力。支えてくれる、力。 膝の先でつつかれても、反応を返す事さえ出来ない。 押し込まれた指の先の物を、舌で跳ね返す事も出来ない。 ただ。 全部の絶望を送り込んで来る、武蔵の表情。 最後の望み、細い望みの、武蔵の左腕。 突き放す、口の中の指。
楽しいのか。 喉の奥まで指をつき込まれ、反射的に胃が跳ねた。 楽しいのか。 こんな事が。
武蔵が望むのなら。 武蔵が楽しいのなら。
せめて、楽しいと。 言葉をかけて。 自分をだまして。 腕より強く、俺を縛って。
上記の文章は、稲葉さんあてのメールにのっけたものです。 当時はまだまだ知らない者どうし、丁寧なメールの返信を 心がけていたやまだのおみそがぱんって音を立てて壊れた日。
200500605 下記は最初にイラストに添えておりました馬鹿文章です。
リンク許可のお礼に、 何か描きますよ。
私にそんな事言ったらどうなるか分からないのか馬鹿め と思っていました。すみません、私が馬鹿でした。 相手の力量と言うやつをまるで把握しておりませんでした。
つうかこの下のエロい言葉。エロ単語。 どっからこんなの持って来たんだ。潜という文字だけが見えますが、 潜望鏡かこらと突っ込みを入れたのは私だけでは無いと信じたい。
こんな猥褻物が突然送られて来た日にゃ。 おしっこちびる。
やまだ純情だからこんな恥ずかしい2人に 動揺してもう今日は乙カレーて感じ。になりたい。
このころは、私はまだ礼儀正しかった‥‥‥はずだ。
やまだ
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