言の葉孝

2009年08月02日(日) 東海道踏破の旅(3)


 隔日だったら昨日更新してなきゃいけないのにすっかり忘れてました。といっても土日は結構不定期になりがちなのですが……。

 東海道踏破の旅3日目として、「水口」〜「土山」〜「坂下」〜「関」間を制覇してきました。

 途中の「土山」が面白かったですね。
 名前は地味だし、たいして特色はなさそうだったのですが、松並木について新聞屋のおじさんに語られたりしまして。
 「水口」から「土山」の宿場に向かうところで、松並木のある場所があるのですが、僕が東海道を歩いていると見抜いて「ちょっとあの松並木のことについて教えたろ」という風に声をかけていただきました。

 話としてはその松並木は昔、今みたいにいい間隔で植わっているのではなく、樹齢を重ねた立派な並木が日の光も通さない程に茂っていたそうです。その見通しの悪さを利用して、よく大坂から伊勢参りをしにいく人が山賊に狙われたそうで。
 そのおじさんの四代前から東海道沿いに住んでいて、先祖代々からその話を聞かされたそうな。

 こういう話も聞きました。
 土山で至る所に掲げられている「鈴鹿馬子唄」というのがあるのです。

 坂は照るてる 鈴鹿は曇る
 あいの土山 雨が降る

 というのですが、これは江戸から来た場合、「土山」にたどりつくには鈴鹿峠を越える必要がありまして、峠の坂を上っているときは日が照っている、鈴鹿峠を越えるうちに曇ってきて、坂を下りて土山に着いた時には雨が降ってますよ、という意味です。
 地形的に高い鈴鹿峠があるおかげで土山上空には雲が溜まりやすく、土山は多いそうで。
 実際今日も、雨が降ったり照ったりせわしない天気でしたが確かに山の頂上辺りには雲がかかっておりました。


 その“鈴鹿越え”が辛かった!
 今日は「坂下」までで終わろうと思っていたのですが、一号線に沿って鈴鹿トンネルを越えるまでは良かったのですが、あとは山、山、山……下っても下っても人里の気配がまるでないのですもの!
 「坂下」がなかなか見えてこないのでおかしいな、とは思っていたのですが――

 ――まさかいつの間にか通り過ぎていたとは………。

 鈴鹿越えでは一号線しかないと思ってたら、脇道があるようで、脇道こそが「坂下」への道だったようですね。
 確かに、峠を越えて行く途中、向こうの山とか谷とかに人家が見えたりしたのですが、どうやっていくかわかりませんよ、普通。(言い訳1)
 あんな山の中でわけのわからない脇道にそれる勇気なんてございません!(言い訳2)
 それにまさかあの山の中に宿場があるなんて思いませんでしたし。(言い訳3)

 マジで怖いんですよ、鈴鹿峠! 通り過ぎていく車以外は人の気配全然なかったですし、行けども行けども人里の光が見えませんし! 明日会社なのにこのまま日が暮れちまったらどうしようかと本気で心配したんですから!

 それでまあ、気が付いたら「坂下」を過ぎて大分進んでいたので、このままの勢いで6km程先の「関」まで足を延ばしてみようと決意したのでした。
 予想外にまだ明るい6時には着きました。

 「関」はあの街並みを保存しようという意欲が強いのか、新しい店でも古めかしい店構え(表だけ)だったり、昔からの老舗が現役でがんばっていたりするところが目につきました。
 また次に行くときにはじっくりと見たいですね。

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