言の葉孝

2009年05月30日(土) 逆転検事終了&逆転シリーズを振り返る。

 『逆転検事』終了しましたー!


■感想■

 あんまり根をつめてやっていたわけではないのですが、プレイ時間は総合するとノーヒントで20時間くらいすかね。いつもの逆転シリーズよりもちょっと難易度低めだったような気がします。

 感想を申しますと、mixiの方でちょっと入れた途中報告でも言ったのですが、飽くまで『逆転裁判』シリーズのスピンオフという位置づけという感じですね。
 たぶん、登場人物の半分以上は、今までのシリーズで既出の面子でした。そして精一杯持ちネタを披露してくれましたねー。

 特に第四話はサービス話といっても良かったかもしれないです。

 なんと七年前の若い御剣検事を操作でき、何よりも13歳の狩魔冥検事も堪能できます!
 今までの逆転シリーズをプレイしてきたものならこの4話だけでも買う価値はアリだと思います!

 話の方もですね、今までの『裁判』だと、2〜3話は関係のない独立した話だったのですが、今回の『検事』は最初から最後までほとんど一本につながっています。
 そのため、一話終わっても「う〜ん」という感じで、カタルシスは感じられないのですが、最後はさすがに盛り上がりました。

 新キャラもロウ捜査官とかいい味出してたと思いますよ。そして馬堂刑事はたぶんシリーズ随一のイケメンなのではないでしょうか。あの渋さにしびれる人は多いはずッ!

 今回は「ヤタガラス」という義賊の正体を軸にした話なのですが、謎だけじゃなくて、考え方の主張もあって結論も一貫してましたしね。『逆転裁判4』みたいなグダグダさはなかったと思います。

 ただなぁ、BGMはもうちょっと勢いが欲しかったですね。あのクライマックスの逆転時のアップテンポな勢いに合わせて格ゲーの空中コンボの如く次々と証拠品を叩きつけていくのが気持ちいいんだから!


■逆転シリーズ■

 プレイしていて思ったのですが、ここまでクライマックスで決め手に欠けているミステリものはないのではないでしょうか。
 ふつうこういうゲームだとプレイしている人もしくは読者にはわからなくても、物語上では謎は解けて「詰んでいる」状態で犯人を追いつめに掛かるものなのですが、『逆転』シリーズに関してはそうではないのがセオリー。

 相手の証言に頼ったり、運よく持ち込まれた証拠品が決め手になったり、主人公にスマートさが足りないといつも思っていたのですが、それが逆転のコンセプトなんだから仕方ないですよねー。


■逆転『検事』になることで■

 今回、主人公が弁護士から検事に変わり、舞台も法廷から現場に移った『逆転検事』。
 なんかやたら制作側のノリノリぐあいが見て取れたのは、「弁護士で法廷で逆転」では、そろそろアイデアが枯渇したのではないかと思いました。

 弁護士で逆転だと「決定的な証人と証拠」が用意されている状態で、依頼人が逮捕されて始めなければなりません。これを逆転するとなると、パターンが限られてくるわけです。

�‐攷佑慮�間違い

��犯人の変装など(トノサマン系)

�L楫眈攷曜椰佑�犯人

�ぬ�があって犯行に協力していたが殺人自体はやってない。(部分的有罪系)

�ァ嵌塙圓�できたのはコイツしかいなかった」(決定的状況証拠系)→場所、時間などの誤解、トンデモトリックにつながることが多かった。

 これが検事で逆転になると、何もないところから構築していけるので、弁護士自ぢあの制約がほとんどなくなるのです。
 最後の犯人の追い詰めは、弁護士の時とさほど変わらないですしね。検事のほうがしっくりきますよ。クライマックスは。あの「なんで無罪を立証するだけなのにシンハンニンの犯行まで立証しなきゃいかんの」という理不尽さがなくなりますもん。


■逆転裁判4に足りないモノ■

 『逆転裁判4』はあちこちで批判されておりますが、登場人物(特にガリュー兄とザック)の行動のチグハグさ加減はさておいて、キャラクターの魅力においてもどこか足りない気はしました。

 足りないモノ……それはトラブルメーカーです!

 成歩堂・御剣時代には矢張政志という最強のトラブルメーカーがいました。
 オバチャンや大沢木ナツミというトラブルメーカーもいますが、ヤハリの場合、両主人公にとって幼馴染という設定が生きており、持ち込むアホらしいトラブルにたいして成歩堂・御剣が遠慮なく力いっぱいツッコミを入れることができました。

 また、カワイソウな人な人も足りません。
 『逆転裁判4』は、なんとなく傍若無人な人はあふれてますが、カワイソウと呼べるほどのキャラクターがおりません。

 その点、成歩堂・御剣時代には、最弱のイトノコ刑事がいます。事あるごとに、給料を減らされ、ソーメンを毎食食べながらも幸せそうに笑って生きていく彼の姿には、生きる勇気を与えられる思いすらするのです!
 でも今回の『逆転検事』では、イトノコ刑事、ワリと活躍の機会が多かったような……。

 結論としては法廷外に関係者が存在しない王泥喜にカワイソウでトラブルメーカーな友達をプレゼントすることを『逆転裁判』シリーズの続編に期待するところで結論としたいと思います。

 < 過去  INDEX  未来 >


想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
web拍手です。あなたの一言感想が想 詩拓を失神させます。→ web拍手レス