言の葉孝

2009年04月26日(日) ロシアンたこ焼き

 職場の団交に見学に行ってきました。
 特に口出しする権限はなかったものの、普通に働いているだけでは得ることのできない情報がたくさん入ってくるのです。

 そういう意味では居心地の良い集団なのですが、夜遅くまで残らなければいけなかったり、土曜日まで出てこなくてはならなかったり(一応それに対する手当はついてくるのですが)するのがものすごく大変そうです。
 経営陣の言っている建前の裏側を、いろいろな角度から見抜いて突っ込んでいくという交渉や、数字の見方なども自分では考えられない切り口から見たりして、とても能力的についていける雰囲気ではありませんしね。

 そんな労働組合の執行委員に誘われているのですが、どうしたものでしょう……。
 苦労はしたくないけれど、ここでの情報収集は捨てがたい。


 とりあえず、団交は一応の終結を見せ、打ち上げも兼ねて、飲み会に流れ込んだのでした。

 京橋には「Richman」という居酒屋さんがあります。

 まあ、若者向けっぽい雰囲気の居酒屋さんなのですが、おそらくノリのいい若者の四人以上の集団ならばおそらくかなりの確率で注文するだろうと思われる一品があります。
 それが、「ロシアンたこ焼き」です。

 要するに8個のたこ焼きのうちの一つが激辛というありがちな発想の産物ですが、「注文は覚悟の上で」としっかりと注意書きのあるシロモノだったりします。(※1)

 まあ、ちょっと盛り上がったところでこれが出てくるのは仕方がないと思うんですよ。
 ま、8分の1ですしね。うん。普通に辛くない。

 食べた人はこれではおさまらねぇと、二皿目の注文に。
 僕自身は外れましたが、どういうわけか悶絶したのが二人いました。
 注文者いわく、「頼んで当たりを二つにしてもらった」とのこと。

 ……なんて恐ろしい展開に。

 15人いて、二グループにわかれて、8分の1ロシアンたこ焼きが二皿、4分の1ロシアンたこ焼きが一皿ずつ消化され、この内当たったのが両グルーム合わせて6人。(※2)

 当たった人たちいわく。「このままでは終われん」と、なんと生き残った人にもう一皿リベンジで注文したのでした。

「当たりは4つにしてください」

 とうとう確率は2分の1に。

 9人いたので、前の皿のたこ焼きの残りを一つ混ぜて、実質は9分の4になったのですが十分確率高いです。
 流石にそろそろ当たるかと思って食べましたが―――生き残りました。

 ちなみに執行部の人たちは全員当たりました。
 そして二重に当たった不幸な人がいましたが、その人は委員長です。

 そんな不幸でいいんか、労働組合執行委員。




※1 注意書きのあるシロモノだったりします。:
 実は一年目の時に同期と飲みに来たことがあって、一回注文したことのあるものだったのですが、当たったヒトはなんかこう泣き崩れるみたいな感じの刺激的な食べ物でした。


※2 当たったのが6人。:
 ……アレ? 当たったうちの一人はその両方に当たったはずのですが、それだと当たった人の数が一人多いような。

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