言の葉孝

2007年12月14日(金) 猫と眠る


 動物と床をともにするのは、一つの身近なファンタジーだ。なかなか実現しないが、だが全く望みがないわけではない。思い描くと何とも言えず、幸せな夢である。
 犬は難しい。特にうちのエリーの場合は、体が大きいのでダブルベッドでもない限りは一緒に寝ていると寝返りも打てないのが辛い。おまけに少しでも他に刺激があると、とっとこよそに行ってしまうのである。

 その点、猫は体も小さいし、暖かいところを求めるためか、寝ている人のそばに寝ることはよくあることだ。基本的に眠がりなのか、一度寝る態勢に入ってしまえば少々のことで去ったりはしない。

 ということで、昨日僕の部屋で居眠りしたまま深夜を迎えたテルモは、僕とそのまま一緒に眠ることになった。上に乗っかられることの重みや温かさが心地よい。まさに幸せだ。

 しかしである。昼寝ならともかく、夜一緒に眠るのはお勧めしない。

 なぜなら、猫は異様に朝が早いのだ。
 僕も相当な早起きだが、奴らは5時には目覚め、えさを求めてあたりをうろつき、そこらにいる人間にねだる。
 もちろん人間としてはまだまだ寝たいので無視をするのだが、手持無沙汰になった猫はそこらじゅうをうろつき、机の上や棚の上にある適当なものを、mちょいちょい前脚でつついて落としてしまうのである。

 くそう、自分たちは後で好きなだけ寝られるからと言って好き勝手に暴れやがって。
 憶えてろ。



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