言の葉孝

2007年04月22日(日) ひたすらインプット


 人間、出力(アウトプット)より入力(インプット)のほうが遥かに疲れる行為だ。先々週からの技術研修はそれを痛いほどに(主に頭が)実感させている。
 ひたすら講義形式の研修が続き、JavaからSQL(データベースを取り扱うための言語)やら片っ端からITの世界を構築する要素を脳みそに植え付けられている。時々はさむ実演問題は、僅かながらも出力に当たる行為で、それをといている間は締め付けられた頭が開放される心地がするのだ。

 はやく仕事に就いて、きもちよく出力行為をしたいものだが、今のまま仕事をしても出力する情報が足りない。というか、感触からして習った内容は基礎もいいところなのだ。無事終了したところで全くモノになっていない気がするのだが……。
 ジレンマである。

 それならば、すでにできることで出力をすればよい。
 ということで、土曜日は大学の出版会のほうに手伝いにいってきた。

 カミヤ君のmixi日記から察するに、相当大変な仕事らしい。大学の学生課から、大学の文化系公認サークルをまとめている文化サークル連合の方に、「文化系サークルの存在をアピールするようなイベントを」ということで、5月に催すようにもちかけられたらしい。
 そのパンフレットの制作を、出版会の方が請け負っているらしいのだ。
 表向き、文化サークル連合主導なのであるが、実質的に学生化からトップダウン式に降りてきた話であるからして、しっかりとした主導組織はないらしい。モモサポで、曲がりなりにイベントに携わった身としてはこれではマトモにイベントが成立しないことが容易に予想できる。
 大体、イベントの目的を察するに新入生向けだが、新入生はこんなつまらなさそうなイベントのために、日曜日に学校にやってきたりはしないだろう。

 卒業前からモモサポのパンフレット作りやフリーペーパー作りを手掛けてきた僕は、カミヤ君に「イラストレーターの使い方を教えてくれ」と頼まれていたのだが、なんだかんだやってるうちに、結局ろくに教えていなかった責任感もあって「状況はどう?」とメールするとやはりギリギリの今になってもキツい状況らしく、「手伝おうか?」と持ちかけたのだった。

 結果的に手助けできたのかどうかは怪しい。それでもまあ、僕としては社会人として最下層の存在であったり、全くできることがなかったりするストレスを発散できたので良しとしよう。

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