言の葉孝

2007年03月11日(日) スプリングチャレンジ


 今日に向けて、我々モモサポが今年に入ってから本格的に準備をしてきたイベント『スプリングチャレンジ』が終わった。僕が担当したのは「夢玉」という企画で、特に子供達に向けて、シャボン玉遊びとバルーンアートを教えるというものだった。

 シャボン玉遊びは割と手が込んでいる。「シャボン玉自動発生器」なるものの存在があり、それが無料で貸し出されているという情報を聞き(ちょうど、そういう物を取り扱った番組があったのだそうだ)、すぐに申し込んだ。
 また、それだけではつまらないので、子供達にシャボン玉の道具を作らせることにした。大きなシャボン玉ができるように、輪にしたハンガーに包帯を巻き付けた枠や、「ストローはしご」と呼ばれる道具を作ったり。ただしハンガー枠を選んだのは少し失敗だった。ハンガーを輪にするのには相当な力がいる。子供の力がではできない。ストローはしごもちょっと難しかったかもしれない。折角できても形が歪み過ぎていて上手く行かない子がでてきてしまった。
 それならば、最初からいくつか道具を作っておき、遊ばせるという方式のほうがよかっただろうか。それでも、なんとか自分で作った道具で大きなシャボン玉ができたときの嬉しそうな顔を見ていると、作らせてよかったと思わなくもない。

 バルーンアートは、「いぬ」「うさぎ」「きりん」などを各々の担当者のグループで別々に取り扱う予定だったのだが、結局はこのイベントのために事前にバルーンアートを習うなど、協力をお願いしたヨーンさんという英会話教室の先生が子供のほとんどを相手をしていた。

 なお、今回のイベントでは、更にお祭りの雰囲気を出す為に、多くのスタッフが仮装をしている。僕はバルーンアートを買った泉州の卸売市場でビーグル犬のジャンプスーツを手に入れていた。きぐるみとは違って、ジャンプスーツは顔が出てしまうので、サングラスを掛けて「ケンちゃん」と名乗った。
 その甲斐あってか、今回のイベントでは「ケンちゃん」「ケンちゃん」と子供達に大人気だ。 あえて本名を無視して親しみやすい「ケンちゃん」という名前にし、名札までわざわざ用意したのが効をそうしたらしい。親しみ過ぎて蹴りなどをくれる乱暴な子供もいないではなかったが。

 一昨年の12月に行った『ハートフルロード』から、何度かイベントを行ってきたが、ほとんどが中学校や他のグループから「こういうイベントやらないか?」と持ちかけられたイベントだ。しかし今回の『スプリングチャレンジ』はそういう話無しに自分達から生まれてきた、いわば2回目の『ハートフルロード』だ。失敗が所々に目立った前回からどれだけ成長できたか? それが顕著にあらわれるイベントだったと言える。
 結果的には、前回より規模は若干小さいものの、イベントの完成度や来場者の満足度は『ハートフルロード』よりも遥かに上回っていると感じた。


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想 詩拓 [MAIL] [HOMEPAGE]
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