福士敬子の日記...fukushi

 

 

高尾山トンネル工事 - 2011年06月11日(土)

6月10日
高尾山トンネル工事現場の視察を行ないました。

ミシュランガイドで三ツ星にランクされた、奇跡の山・高尾山
その真下で、圏央道のトンネル工事が進められています。
高尾山は、北側がブナ林、南側がシイ・カシなどの照葉樹林と、暖帯林と温帯林が隣接し、多数の動植物が生息する自然の宝庫です。
しかし、トンネルが掘られたことで、沢の水枯れ、地下水位の異常などの悪影響が出ることが考えられます。

前回は、前の沢と交差する部分に先進導坑が掘られ、セメントミルクの注入による止水工事が行なわれている様子を視察しました。

今回は、他会派の方、市民の方と合わせて10名で、止水工法による工事が終了した部分と、その先のNATM工法(新しい手掘り工法で、周辺をコンクリートで押さえながら掘り進む。機械で周辺の壁を押さえながら進むシールド工法より割安となるが、止水はしにくい)での工事、周辺の水枯れの様子を視察しました。



先日「高尾山インターチェンジ」と正式名称が決定したインター工事現場。




坑内に入る前に説明を受ける福士。




トンネル入り口付近は、覆工作業が進められています。




前の沢と交差する区間は、シールドを使った止水工法で工事が進められました。見たところ水は漏れてはいないようですが、地下水の水脈は大きく変わってしまった可能性もあります。




この部分が、前の沢の真下。
近くの地下水位には大きな変化が出ています。




止水工法での施工はここまで。この先は、NATMと呼ばれる工法で工事が進められています。中央に見えている火花は、止水工法で使っていた機械の解体作業で、ここから先には入れませんでした。

トンネル工事の先端は、この先700mくらいですが、その真上付近の沢では、水枯れが起きているという報告もあります。




高尾山トンネルの南側、城山八王子トンネル真上の沢。
完全に水が枯れています。



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