福士敬子の日記...fukushi

 

 

水余りの東京 - 2009年03月17日(火)

公営企業委員会の質問で、東京の水需要予測の甘さについての質問をしました。

家庭で使われる生活用水の水需要は、「都民一人が一日に使う水の量の予測」と「東京都の人口の予測」の掛け算で求められるのですが、この一人が一日に使う水の量の見通しが、現実と全く合っていません。





委員会で、パネルを使って質問をする福士。
ちょっと見えにくいですが、グラフには、東京都の需要予測と、実際の水の使用量に差が出ている事が示されています。



東京都の予測では、一日に使う水の量は、

・所得が増えると、使用水量は増える
・一世帯あたりの人数が減ると、使用水量は増える

となっています。

しかし、現実はそうでしょうか?
給料が上がったから、今までよりたくさん水を使うようになるでしょうか?
所得が増えると、逆に、最新型の節水タイプの洗濯機に買い替え、水の使用量は減るのではないでしょうか?

また、一世帯あたりの人数が減ることで、使用水量が増えていたのは、2000年頃までで、それ以降は、下の写真にも示すように、人数と使用水量の関係は失われてきているというデータもあります。




東京都は、早急に水需要予測をより精度の高い方式に改め、八ッ場ダム建設への参加を取りやめるべきです。



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