なか杉こうの日記
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2005年03月27日(日) 「いちご白書をもう一度」

「いちご白書をもう一度」の曲を最近幾度も幾度もテレビで聞く。「お父さん、お母さんがなつかしいわねと言っていました。」とリクエストが寄せられる。
ほんとうに名曲だ。そして、それは私の友人の物語でもある。
大体においてあの当時はやった曲で今聞くと胸がきゅっとしめつけられ
再び自分が体験しているような気にはなるものの、それは私の体験ではない。

「神田川」もそう。「なごり雪」もそう。友達の「恋」のストーリーを思い出す。
友達から喫茶店で何時間も恋人の話を聞かされたことも思い出す。

「神田川」は、そう、高校時代のそんな親しくなかったけれど同じ同好会にいた友達。学生結婚をして、大学でふたりでキャンパスでお弁当を広げるのだと言っていた。その人のことを思い出す。働いていなかったから、結婚資金は親持ちである。大学を卒業して子供が生まれ、どうしたのかなと思っていたら、別れてしまった。しばらく子供と二人でいると思ったら、女性雑誌の校正の通信教育の広告にでかでかと写真入りで彼女が載った。

「月に○万の収入があります。子供がいても大丈夫。」と書いてあって、小さな男の子を膝にのせていた。
それからしばらくして、再婚したと聞いた。くっ、もてる人は次々に見つかるものだ、とそのとき思った。

「いちご白書をもう一度」を聞くと大学時代の友人の話を思い出す。それは「破局」を迎えた関係だったが、彼女はその後しっかりした男性を見つけ、結婚しうまく行っている。「授業をぬけだして・・・」というところでは、あの頃はやったアイビールックのおそろいの服を着た彼女と、その第一のボーイフレンドが、並んで授業中の大教室からそそくさと出る姿を思い出す。

よくまあ、あんなに堂々と出られたものだ。先生が話しているのに、授業中に教室を出る学生って結構いたものだ。今考えるとなんと失礼なんだろうと思う。今の大学はどうなのだろう。


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