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こちらでは、龍先生から届く便りを掲載致しております。

2006年02月04日(土) 自分を焦がす火種

恋をして心が苦しくなる、誰かに不満を持ち怒ってイライラする、自分の犯したあやまちに後悔する等々、誰もが経験する事ではございますが、そんな感情を抱かれている中では、三つの火が貴方の心を焦がし燃やそうとしております。

それは欲の火と、怒りの火と、愚かの火になるのですが、欲の火は、文字の通り欲を貪り、欲にふける事によって、心が痩せて求めてばかりいる人を焼き、怒りの火は、怒って相手や周りを傷つけ害を与える人の心を、それ以上に傷つけて燃やし、愚かの火は、正しい判断が出来ず、間違いを重ねる人の心を焼きます。

全ての火(原因)において、自分の事だけしか考えておらず、自分のみを愛する事しか知らない感情が、そこには伺えるのですが、相手の立場になって物事を考えたり、周りを思いやる心の潤いが無い為に、自分の心が焼かれて苦しみを伴います。

しかし、その火はもちろん消す方法がございます。欲の火に対しては、その火種になるようなもの「物欲や肉欲、浮気や不倫・・・」などには近づかず、求めて欲しがる心を抑える。
怒りの火には、相手を慈しみ、情けの心を持って接し、愚かの火には、「悪い行い、いけない事」だと理解している事はしない、正しい知恵によって、その火を消す事が出来ます。

そして、実際の火事においてもそうですが、火が起きてから消すのではなく、起こらないように予防をする。その為には、いつも皆様に「日々の精進を重ねて下されば幸いです」とお伝えしているように、毎日を努め励んで頂く事によって、苦しみとは縁の無い楽な時間をお過ごし頂ける状況がございます。

上記の三つの火に燃やされ、苦しんでしまわないよう、改めまして、仕事や趣味などを頑張ってご自身の時間を忙しくされ、日々の精進を重ねて下されば幸いです。



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