さかざきが綴る「アンティークな日々」
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2005年04月22日(金) 指輪の思い出

今日から広島での骨董祭が始まりました。広島へお邪魔するのは、今回で3回目、お馴染みのお客様、ようやくお顔を覚えたお客様、遠い広島までやってきて、皆様がお顔を見せてくださるのは、何よりも嬉しいことです。

そして今日、やはりインターネットでのお客様が親子で来て下さり、初めてお顔を拝見しました。そんな折、お母様の気に入ってくださったのは、私がはめていたリング。中央にカボッションのガーネットが埋め込まれ、その周囲をぐるっとシードパールが取り巻く、ジョージアンらしいリングです。普段、自分の所有している物をお客様にお売りすることはあまりないのですが、今日は気に入っていただいたことでもあり、ちょっとした“ひらめき”で、お譲りすることにしました。

私がこのリングを手に入れたのは、もう7年以上も前のことだったでしょうか。出会った瞬間に、存在感のあるこのジョージアンのリングに夢中になり、私の元にやってきました。その間ほとんど毎日のように私と一緒に過ごしてきましたし、このリングのお陰で(?)いつも、楽しくお仕事を続けてくることの出来た、私にとってはお守りのような存在でした。

このリングには十分長い間楽しませてもらいましたし、今回はご縁があって、愛してくださる方にお譲りすることにしました。「長い間、私と一緒にいてくれてありがとうね。」という清々しい気分で送り出しました。お譲りしたその方にも、いいえ、いつもアンティークをお譲りするお客様皆様にも、「どうぞ良いことがありますように。」との思いで送り出しています。

あぁ、また私にも、どこからか次の子(リング)が来ないかなぁ。アンティークって、本当に出会いなんですよね。


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