| 2005年09月24日(土) |
曼珠沙華(まんじゅしゃげ) |
ああ・・もうこの花の咲くころなのだな・・と。 家の近くにある花壇の隅にその花の赤を見つけて。
彼岸花(ひがんばな)の名前の方が良く聞かれるかもしれない。 不吉なというか悲しい花というイメージの花。 実際 花言葉は「悲しい思い出」というそうだ。 納得してしまうようなそんな佇まいが確かにこの花にはある。
それでも惹かれてしまうのはどうしてだろう。 血のような赤。不吉と呼ばれるに在る意味相応しい彼岸の花。 したたかに毒づく女(ひと)のような なのに何処か哀しげで なのに何処か儚げで。 でも何処か 凛 としている。
梵語で「赤い花」・「天上の華」のことをいうそうだ。
清楚に慎ましく咲く花、華やかに咲き誇る花、可憐に初々しく咲く花、 時にそれは沢山の人生や生き方と重なって見える。
そんな中で わたしは 曼珠沙華が好きだ。 彼岸花としてでなく曼珠沙華が好きだ。 ひとつの花も見方を変えればまた違った意味を持つ。
わたしは 哀しみの中にも凛とした強さを秘めて天上の華と呼ばれる この花に惹かれる。
昔 まだ学生の頃 授業で花の絵を描いた。 そういえば わたしが選んだのは曼珠沙華の花だった。 まだその意味も知らず。
今 苦笑いのような人生の中で それでもせめて 天上の赤 で あれたら と そう 思う。
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ゆうなぎ
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