ラヴ*パスポート



葉月アキラ、自由に生きてきた。色んな恋を、した。
やっと腹を括ったその先は、長男の、嫁。
騙したり騙されたりの日々から抜け出したワタシだけれど、果たして頑張れるのか?

結婚5年目に入った2013年12月、不妊治療の末、娘を授かりました。

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2007年09月28日(金)  ©  長い夜、に打たれた・・・ピリ、オド。


長い夜の半分が過ぎた、頃
ワタシと有坂さんは港近くに車を停め、話をして居た。

晃邸にてビールを1本飲んで居た有坂さん、ドライブ前に
”お前、今警察に止められたらヤバイんですけど?”と笑った。
『ワタシが運転してあげるよ。』軽く言ってみたけど
よく考えたら、そんな車、運転出来ねぇ・・・すまない。

『車を見られたのかもしれないね。』と、まだ動揺しているワタシに
”晃、ポジティブに考えな、大丈夫だよ。
 てゆうか、何を動揺してる訳?もう終わった事でしょ。”と、彼は言った。

そうなのだ終わった事、なのだ。ワタシと泰ちゃんは終わってる、のだ。

『解ってるんだけど、まだ好きなんだろうな・・・。』と言うワタシに
”何でそんな風に思えるのか理解出来ねぇ。”と彼。

案外あっさりしている有坂さん
駄目だと思ったら、気持ちの切り替えが早い。
”次の事を考えないと、時間勿体無いだろ、楽しい事なんていっぱいあるんだから。
 しかも万が一、戻ったとしても同じ事になるって解ってるでしょ?”

実に、気持ちの良い位ポジティブな彼
解ってる、戻ったとしても不信感は拭えないし、彼は変わらない。
だけど、そんな風には思え、ないんだ。馬鹿、だから。

一頻り話をして、晃邸に戻った。
すると、有坂さんは”晃、もう寝ようぜ。”と言った。
あ、泊まって行くんですか。
ちょっと驚いたけど、もぅいいや。如何でもいい。


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朝、”ライオンが居ました。”と有坂さん。
あ、ワタシの事ですね。すいません。

そして、其の侭”居心地良かったから、また来るわ。”と帰って行った。

長い夜の、終わり。

そしてお昼前、ワタシは、泰ちゃんに折り返しの電話を入れた。
出なかったから、数時間後にまた掛けたんだけど、折り返しの電話も鳴らなかった。

あー、こんな状態になって居ても、電話をすれば出てくれて
出れなかったら、必ず折り返して来てくれていた、泰ちゃんだったのに
もう・・・其れすらして貰えない。
ピリオドが、目に見えた気が、した。

だから夕方、泰ちゃんから電話が鳴った時は・・・ビックリ、した。
確実に以前とは違うけれど、其れでも連絡してくれただけでも、有り難い。


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やっぱり、そうだったんだなぁ・・・。
大失態。

『みんなが来てたんだよね。』ワタシは嘘を、吐いた。ごめんなさい。
本当の事は如何しても言いたく、無かった、から。

『いいよ、隠さなくても。』
『隠して無いし。』
『まぁ、そう言う事。今忙しいから、また連絡するわ。』

きっと・・・もう、掛かっては来ない、だろう。
あー、ワタシの恋は確実に終わったんだな、と悟った。

如何考えても女の子が乗る車では無い、もの。
男の人が、夜中に部屋に居た
そう考えるのが普通で、そんな時間に一緒に居たら特別な関係だと思う、だろう。

実際は違って、いても。
信じて貰うのは困難だ。

でも、きっと泰ちゃんは、大して気にして居ないと、思う。
只、都合のいい女が1人、居なくなった、だけ。

責めてくれたなら、どんなに嬉しかった、だろう・・・・。




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